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ニコチンが配合されている通販商品

ニコチンの禁忌事項

下記に該当する方はニコチン製剤を使用しないでください。

※ニコチン製剤には、皮膚に貼る「パッチタイプ」と、噛んで使用する「ガムタイプ」があります。

パッチとガムに共通する禁忌

非喫煙者

吐き気、めまい、腹痛などの症状があらわれることがあります。

禁煙を行う意志のない方

ニコチン製剤を使用しながら喫煙をすると、循環器系等への影響が増強されることがあります。

すでに他のニコチン製剤を使用している方

他のニコチン製剤と併用すると、ニコチンの過剰摂取となり、副作用やニコチン中毒のリスクが高まります。

妊婦または妊娠している可能性のある女性

胎児や母体に悪影響をおよぼす可能性があります。

授乳婦

ニコチンが母乳に移行し、乳児に悪影響をおよぼす可能性があります。

重い心臓病の患者
  • 3ヶ月以内に心筋梗塞の発作を起こした方
  • 重度の不整脈と診断されている方
  • 重度の狭心症(不安定狭心症)と診断されている方
  • 経皮的冠動脈形成術直後の方
  • 冠動脈バイパス術直後の方

ニコチンは心拍数の増加、血圧上昇、心筋の収縮および酸素需要の増加を引き起こします。これにより、病状を悪化させるおそれがあります。

急性期脳血管障害(脳卒中)の患者

ニコチンは脳卒中(脳梗塞、脳出血等)の発症リスクを高めます。既に発症している患者に対しては、病状を悪化させるおそれがあります。

うつ病と診断されたことのある方

禁煙時の離脱症状(いわゆる禁断症状)により、うつ症状を悪化させることがあります。

ニコチンで過敏症(アレルギー)を起こしたことがある方

過敏症はニコチンに限らず、全ての食品・医薬品において起こり得るアレルギー症状です。タバコやニコチンパッチ、ニコチンガムなどニコチンを含んだ製品で過敏症を起こしたことがある方は使用できません。該当する方が再度ニコチンを摂取すると、過敏症が重症化するおそれがあります。

ガムのみの禁忌

あごの関節に障害がある方

ガムを噛む際に支障が出る可能性があります。また、噛むことであごに負担がかかり、症状が悪化するおそれがあります。

ニコチンの働きと効果

効能・効果
ニコチン依存症
(1) 禁煙時の離脱症状を緩和します。

一般名:ニコチン

煙草(タバコ)の葉に多く含まれている天然由来の有機化合物(アルカロイド)です。主に紙タバコや電子タバコなどの嗜好品、禁煙補助薬として用いられています。

ニコチンは、脳内の「快楽中枢」を刺激し、一時的に多幸感をもたらします。このため喫煙は依存性が高く、次第にやめられなくなっていきます。依存状態の人は、体内のニコチンが不足すると、イライラや不安といった離脱症状が出ます。

禁煙補助薬としてのニコチンは、ニコチン依存症患者の離脱症状を緩和する目的で使われます。タバコの代わりにパッチやガムとしてニコチンを摂取し、離脱症状を軽減します。そして摂取量を少しずつ減らしていき、体がニコチンを必要としない状態へと無理なく移行させていくことで、スムーズな禁煙達成をサポートします。

タバコはニコチン以外にもタール等の有毒物質が含まれていますが、禁煙補助薬に含まれているのはニコチンのみですので、タバコに比べて安全とされています。

ニコチン依存の仕組みと禁煙補助薬の働き

ニコチンは脳の神経細胞にある「受容体」と結びつき、脳の快楽中枢を刺激します。すると脳内でドーパミンなどの神経伝達物質が分泌され、報酬系と呼ばれる神経回路が活性化します。これにより、喫煙時の快楽やリラックス効果、多幸感などがもたらされます。

ニコチンを継続的に摂取していると、次第に脳がニコチン依存状態となります。それまで自然に分泌されていた神経伝達物質が、ニコチンを摂取しなければ分泌されにくくなるのです。神経伝達物質が慢性的に不足してニコチン切れ状態となり、タバコを吸わなければ離脱症状に悩まされます。

ニコチン製剤が脳の依存状態を正常化するプロセス

ニコチン製剤は、タバコの代わりにニコチン受容体と結びつき、神経伝達物質の分泌を促します。これにより、タバコに含まれるタールなどの有害物質を摂取することなく、離脱症状を緩和できます。段階的に摂取量を減らしていくことで、脳がニコチン依存状態から次第に正常化していきます。再び神経伝達物質が自然に分泌されるようになれば、離脱症状から解放されます。

ニコチン製剤の禁煙補助効果を示す臨床データ

ニコチン製剤による禁煙補助効果に関しては、ニコチンパッチおよびニコチンガムでそれぞれ臨床試験が行われています。

ニコチンパッチに関する臨床試験

ニコチンパッチに関しては、日本国内で先発薬ニコチネルの臨床試験で効果が示されています(17. 臨床成績, 医療用医薬品: ニコチネル, KEGG DRUG, [リンク])。

この試験は、基礎疾患のある喫煙者を対象に行われました。被験者には、まずニコチネルTTS30(52.5mg)を4週間使用し、その後TTS20(35mg)、TTS10(17.5mg)をそれぞれ2週間ずつ、薬の量を段階的に減らしながら使用しました。これを薬の成分を含まない偽薬(プラセボ)と比較しました。
計8週間の試験の結果、完了時点で禁煙に成功した被験者の割合は以下の通りです。

薬品名 成功率
ニコチネルTTS 53.3%(146/274人)
プラセボ 36.3%(93/256人)

ニコチンパッチはプラセボに比べ、喫煙欲求といった離脱症状の頻度が少ないことも認められました。

ニコチンガムに関する臨床試験

ニコチンガムに関しては、海外で行われた臨床試験で効果が示されています(M J Jarvis et al., 1982, [リンク])。

被験者はニコチンガム2mg群とプラセボ群にランダムに分けられました。
1年間にわたる試験の結果、完了時点で禁煙に成功した被験者の割合は以下の通りです。

薬品名 成功率
ニコチン2mg 31%(18/58人)
プラセボ 14%(8/58人)

また、ニコチン2mg群はプラセボ群に比べて離脱症状が軽いと評価されました。

ニコチンが配合されている禁煙補助薬
先発薬(ニコチンパッチ):ニコチネル(Haleonジャパン)
先発薬(ニコチンガム):ニコレット(JNTLコンシューマーヘルス)
後発薬(ニコチンガム):ニコテックス(シプラ)

ニコチンの副作用

ニコチン製剤の副作用は、ニコチンパッチとニコチンガムで異なります。

ニコチンパッチの副作用

副作用
使用部位の赤みやかゆみ、頭痛、めまい、けん怠感、嘔気、嘔吐、腹痛、口内炎、下痢、食欲不振、口渇、ほてり、多汗、発疹、蕁麻疹などが報告されています。

重大な副作用
アナフィラキシーが報告されています。

主な副作用

以下はニコチンパッチの添付文書(11. 副作用, 医療用医薬品: ニコチネル, KEGG DRUG, [リンク])に記載されていた副作用の発現率です。

発症頻度:5%以上
皮膚 一次刺激性の接触皮膚炎(皮膚の赤み、かゆみ)
精神神経系 不眠
発症頻度:0.1〜5%未満
皮膚 一次刺激性の接触皮膚炎(湿疹、腫れ、水ぶくれ、刺激感)、皮膚剥離、色素沈着
精神神経系 頭痛、めまい、けん怠感、異夢、悪夢、集中困難
消化器 吐き気、嘔吐、腹痛、口内炎、下痢、食欲不振
肝臓 ALT(GPT)、LDH、γ-GTP、総ビリルビン値の上昇
循環器 血圧上昇、動悸
自律神経系 口の渇き、ほてり、多汗
感覚器系 味覚倒錯(口中苦味感、味覚異常)
過敏症 かゆみ、発疹、アレルギー性接触皮膚炎、全身性蕁麻疹
その他 疼痛、ニコチン臭、トリグリセリド上昇、不快感
発症頻度:0.1%未満
皮膚 一次刺激性の接触皮膚炎(熱感等)
精神神経系 疲労、しびれ、眠気、イライラ、感情不安定
消化器 胸やけ、便秘、消化不良
肝臓 AST(GOT)上昇
循環器 不整脈
自律神経系 顔面蒼白、唾液過多
感覚器系 耳鳴
呼吸器系 息苦しさ、咽頭違和感
筋・骨格系 筋肉痛、肩こり、関節痛
過敏症 粃糠疹(ふけの増加)
その他 胸痛、浮腫、寒気、無力症、貼付上肢の重感
発症頻度:不明
精神神経系 神経過敏、錯感覚、振戦、不安、抑うつ気分
感覚器系 霧視
呼吸器系
筋・骨格系 背部痛

主な副作用は、パッチを貼り付けた部位のかぶれです。赤み、かゆみ、刺激感、腫れなどが出ます。

ニコチンには覚醒作用や血管を収縮させる作用があります。覚醒作用による不眠症状は、比較的よく見られます。他にも血管を収縮させる作用の影響で、頭痛、腹痛、吐き気、めまい等が起こることもあります。

重大な副作用

以下のような重大な副作用が、ごくまれな頻度で報告されています。万が一、体調に異変を感じた場合は、すぐに医師や薬剤師に相談してください。

アナフィラキシー

薬物過敏症の中でも特に重篤な全身性のアレルギー反応です。初期症状は不安感やピリピリした感じ、めまいが起こります。次に蕁麻疹、むくみ、頻脈、呼吸困難等の全身症状が現れます。頻度はごくまれですが、アナフィラキシーによる死亡例も報告されています。

ニコチンガムの副作用

副作用
口内炎、のどの痛み、吐き気・嘔吐、腹部不快感、胸やけ、食欲不振、下痢、発疹・発赤、かゆみ、頭痛、めまい、思考減退、眠気、動悸などが報告されています。

重大な副作用
特にありません。

主な副作用

以下はニコチンガムの添付文書(11. 副作用, 医療用医薬品: ニコレット, KEGG DRUG, [リンク])に記載されていた副作用の一覧です。

副作用一覧
口・のど 口内炎、のどの痛み
消化器 吐き気・嘔吐、腹部不快感、胸やけ、食欲不振、下痢
皮膚 発疹・発赤、かゆみ
精神神経系 頭痛、めまい、思考減退、眠気
循環器 動悸
その他 胸部不快感、胸部刺激感、顔面潮紅、顔面浮腫、気分不良

主な副作用は、ニコチンガムを長時間口に含むことで起こり得る口内炎やのどの痛みなどです。口の粘膜やのどが、ニコチンおよびガムの添加物によって炎症を起こしやすくなります。

他にも、吐き気、食欲不振、下痢、頭痛、動悸などが出る可能性があります。これらの症状は、ニコチンが体内の血管を収縮させる作用により、各器官への血流が低下することで生じます。

また、ニコチンは中枢神経を刺激するため、めまいや眠気、思考減退といった神経症状が起こることもあります。

急性ニコチン中毒について

ニコチン製品を誤って過剰量を使用した場合や、特にお子様が誤飲した場合には、急性ニコチン中毒を起こすおそれがあります。摂取量によっては命にかかわるため、迅速で適切な処置が不可欠です。

以下のような症状が現れた場合、急性ニコチン中毒の可能性があります。

  • 顔面蒼白、冷や汗、吐き気、嘔吐、よだれ
  • 腹痛、けいれん、下痢
  • 発汗、頭痛、めまい、聴覚・視覚の障害
  • 手足の震え、精神錯乱、筋肉の脱力感、全身のけいれん
  • 極度の疲労感、神経反応の喪失、呼吸困難

大量に摂取すると、全身のけいれんや致死性の呼吸麻痺を起こすおそれがあります。タバコを吸わない人の場合、ごくまれに心不全を起こすこともあります。

急性ニコチン中毒が生じた場合の対処

ニコチンパッチの場合は、直ちにニコチンパッチを皮膚からはがしてください。その後、パッチが付着していた部分の皮膚表面を、石鹸などは使わずに水でよく洗い流し、乾燥させます。

もし呼吸が止まっているなど緊急性が高い場合は、ためらわずに救急車を呼び、救急隊員の指示に従ってください。必要に応じて胸骨圧迫(心臓マッサージ)や人工呼吸を行います。体温が低下している場合は、毛布などで体を温めてください。低血圧やショック状態に陥っている可能性もあるため、速やかに医師の治療を受けることが重要です。

症状が軽い場合でも使用を中止し、改善しない場合や不安な場合は、医師や薬剤師に相談してください。

ニコチンの使用上の注意点

この項目では、ニコチンの使用に際して特に注意が必要な方や、併用に注意すべき薬について説明します。該当する方や併用薬がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。

パッチとガムに共通する注意点

他の薬を使用している方

他の薬の作用に影響を与えることがあります。

心筋梗塞、狭心症(異型狭心症等)の病歴のある方、または狭心症で症状の安定している方

症状が再発または悪化するおそれがあります。

高血圧、不整脈、脳血管障害、心不全、末梢血管障害(バージャー病等)の患者

症状が悪化するおそれがあります。

甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫またはパラガングリオーマ等の内分泌疾患の患者

症状が悪化するおそれがあります。

インスリンを使用している糖尿病患者

症状が悪化するおそれがあります。また、本剤の使用にかかわらず、禁煙によりインスリンの皮下吸収が増加することが知られているので、インスリンの用量調節が必要となる場合があります。

消化性潰瘍の患者

症状が悪化するおそれがあります。

てんかんの患者またはその病歴のある方

痙攣(けいれん)を引き起こすおそれがあります。

腎機能障害または肝機能障害のある方

症状が悪化するおそれがあります。

高齢者および20歳未満の方

高齢の方は一般に生理機能が低下しているので、注意が必要です。20歳未満の方はニコチン依存症になりやすく、健康面での影響も懸念されています。

薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある方

ニコチンに対してもアレルギー症状を起こすおそれがあります。

パッチのみの注意点

ニコチンパッチを使用する際に注意が必要な方と、併用薬についての注意点を解説します。

使用に注意が必要な人

医師の治療を受けている方

ニコチンの摂取によって症状が悪化するおそれがあります。

アトピー性皮膚炎あるいは湿疹性皮膚炎等の全身性皮膚疾患の患者

症状が悪化するおそれがあります。

神経筋接合部疾患(重症筋無力症、イートン・ランバート症候群)の患者またはその病歴のある方

筋力低下等の症状が悪化するおそれがあります。

併用に注意が必要な薬

アドレナリン遮断薬
  • プラゾシン塩酸塩(先発薬:ミニプレス)
  • ウラピジル(先発薬:エブランチル)
  • ニセルゴリン(先発薬:サアミオン)
  • イフェンプロジル酒石酸塩(先発薬:セロクラール)
  • タムスロシン塩酸塩(先発薬:ハルナール)
  • ミルタザピン(先発薬:リフレックス)
  • オランザピン(先発薬:ジプレキサ)等

アドレナリン遮断薬は、高血圧、前立腺肥大症、排尿障害、脳梗塞後遺症、うつ病、統合失調症などに用いられる治療薬です。本剤は、アドレナリン遮断薬の作用を弱めるおそれがあります。

アドレナリン作動薬
  • デノパミン(先発薬:カルグート)
  • イソクスプリン塩酸塩(先発薬:ズファジラン)
  • サルブタモール硫酸塩(先発薬:サルタノール)
  • リトドリン塩酸塩(先発薬:ウテメリン)
  • ミラベグロン(先発薬:ベタニス)
  • フェニレフリン塩酸塩(先発薬:ネオシネジン)
  • ミドドリン塩酸塩(先発薬:メトリジン)等

アドレナリン作動薬は、慢性心不全、頭部外傷後遺症、過活動膀胱、気管支喘息、早産、目の疾患、低血圧等に用いられる治療薬です。本剤は、アドレナリン作動薬の作用を強めるおそれがあります。

ガムのみの注意点

ニコチンガムを使用する際に注意が必要な方と、併用薬についての注意点を解説します。

使用に注意が必要な人

医師または歯科医師の治療を受けている方

ニコチンの摂取およびニコチンガムの口腔内使用によって症状が悪化するおそれがあります。

特定の症状(腹痛、口内炎など)がある方

以下の症状がある方は要注意です。

  • 腹痛
  • 胸痛
  • 口内炎
  • のどの痛み・腫れ

ニコチンガムの使用により、症状が悪化するおそれがあります。

併用に注意が必要な薬

ニコチンガムの添付文書では、特に併用を禁止されている医薬品はありません。しかし、禁煙を始めると他の薬の作用に影響が出ることがあります。現在使用中の薬がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。

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