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フルオロウラシルが配合されている通販商品

フルオロウラシルの禁忌事項

下記に該当する方はフルオロウラシルを使用しないでください。

※フルオロウラシル製剤には、外用薬注射薬があります。

外用薬、注射薬共通

フルオロウラシルを含んだ薬で過敏症(薬物アレルギー)を起こしたことがある方

過敏症はフルオロウラシルに限らず、全ての医薬品において起こり得るアレルギー症状です。フルオロウラシルを含んだ薬を使って過敏症を起こしたことがある方は使用できません。該当する方が再度フルオロウラシルを使用すると、過敏症が重症化するおそれがあります。

注射薬のみ

テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤使用中および使用中止後7日以内の方

ギメラシルとの併用により、本剤の血中濃度が著しく上昇します。早期に重篤な血液障害や下痢、口内炎等の副作用が発現するおそれがあります。テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤投与中および投与中止後少なくとも7日以内は本剤を使用できません。

フルオロウラシルの働きと効果

効能・効果(外用薬)
皮膚がん(有棘細胞癌、基底細胞癌、皮膚附属器癌、皮膚転移癌、ボーエン病、パジェット病、放射線角化腫、老人性角化腫、紅色肥厚症、皮膚細網症、悪性リンパ腫の皮膚転移)、シミ・そばかす・肝斑等を改善する
(1) 皮膚がんの治療で用いられます。
(2) シミ・そばかす・肝斑等も改善するので、世界中で広く使われています。
効能・効果(注射薬)
○下記疾患の自覚的並びに他覚的症状の緩解
 胃癌、肝癌、結腸・直腸癌、乳癌、膵癌、子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌
ただし、下記の疾患については、他の抗がん剤又は放射線と併用することが必要です。
 食道癌、肺癌、頭頸部腫瘍
○以下のがんに対する他の抗がん剤との併用療法
 頭頸部癌、食道癌、治癒切除不能な進行・再発の胃癌
○レボホリナート・フルオロウラシル持続静注併用療法
 結腸・直腸癌、小腸癌、治癒切除不能な膵癌、治癒切除不能な進行・再発の胃癌
(1) 幅広いがんにおいて、つらい症状を和らげたり、併用療法に用いられたりします。

一般名:フルオロウラシル

ピリミジン系代謝拮抗剤という部類で、古くから使われている抗がん剤です。フルオロウラシルは、がん細胞のDNAやRNA(DNAの遺伝情報をもとにタンパク質を作る物質)の働きを阻害します。これによりがん細胞の増殖を抑え、死滅させます。
日本では、外用薬および注射薬が認可されており、それぞれ先発薬として「5-FU軟膏」および「5-FU注」が処方されています。

フルオロウラシルの外用薬は、主に皮膚がんの治療に用いられます。幅広い腫瘍に有効性が認められており、11種類の皮膚がんに優れた治療効果を発揮します。がんによる皮膚の腫れを縮小させ、病変を除去します。

フルオロウラシルの注射薬は、胃がん、肝臓がん、膵臓がんなど18種類ものがんに適応があります。がんの種類に応じて、症状の一時的な緩和、他剤や放射線との併用療法に用いられます。外用薬と同様にがん細胞を死滅させ、腫瘍を小さくします。

外用薬はイボや光老化(紫外線によるシミやしわ等)にも有用

適応外となりますが、フルオロウラシルの外用薬は、イボ、紫外線による肌トラブルに対しても効果が示唆されています。

イボに対しては臨床試験で優れた効果が認められている

フルオロウラシルはイボに対し、塗布後に患部を密封する密封療法で優れた効果が認められています。

イボはHPV(ヒトパピローマウイルス)によるウイルス性良性腫瘍です。イボに対しても皮膚がんと同様に働きかけ、縮小・除去します。

イボに対しては、医師の管理下で治療に用いられることがあります。日本皮膚科学会による「尋常性疣贅診療ガイドライン」では、他の治療で有効性がみられない難治性のイボに対して、選択肢の一つとされています(渡辺大輔 ほか,2019年,[リンク])。

光老化に対しては研究段階で有効性が示唆されている

フルオロウラシルは光老化に対し、いくつかの臨床データで有効例が報告されています。

光老化は皮膚がんの原因の1つであり、紫外線のダメージによってシミやシワなどの肌トラブルが起こります。光老化に対しては、レーザー治療と同様に、傷の治癒やコラーゲンの増加に寄与する可能性が示唆されています。

ただし、フルオロウラシルの光老化に対する有効性はまだ研究段階にあり、現時点ではシミやしわの治療を目的として医療機関で一般的に処方されるものではありません。

がん細胞のDNA合成を阻害しRNAに障害を起こす

フルオロウラシルは、体内で以下の2つの物質に変わります。

  • FdUMP(フルオロデオキシウリジン一リン酸)
  • FUTP(5-フルオロウリジン三リン酸)

FdUMPは、DNAの合成に関与する酵素「チミジル酸シンターゼ」と結合します。チミジル酸シンターゼは、DNAを構成する「チミン」を作ります。FdUMPが結合したチミジル酸シンターゼは活性が弱まり、チミンをうまく作れなくなります。チミンが欠乏するとDNAの合成も阻害されます。

FUTPは、RNAの「翻訳*」に必要なウリジン三リン酸(UTP)という物質と似た構造になっています。FUTPはUTPを間違えてRNAに取り込まれ、翻訳に障害を起こします。
*DNAの遺伝情報をもとに、細胞のタンパク質を合成させる働き

DNAの合成ができずRNAの翻訳に異常をきたした細胞は、増殖できなくなって死滅します。これにより、患部におけるがん細胞が除去されます。

フルオロウラシルの外用薬に関する臨床データ

フルオロウラシルの外用薬は、国内外の臨床データによって、各種皮膚がんおよび足底のイボに対する有効性が示されています。

皮膚がんに対する臨床試験

国内で行われたフルオロウラシルの臨床試験では、各種皮膚がんに対する効果が示されています(17. 臨床成績, 医療用医薬品: 5−FU軟膏, KEGG DRUG, [リンク])。

臨床試験は15の施設で行われ、主治医が患者にフルオロウラシルを塗布しました。患部がただれたら塗布を中止し、腫瘍による腫れが1/2以下に縮小した状態を有効としました。

外用投与による各皮膚がんごとの有効率
対象疾患 有効率(有効人数/症例人数)
有棘細胞癌 71.4%(15/21)
基底細胞癌 94.1%(16/17)
皮膚附属器癌 100.0%(2/2)
皮膚転移癌 33.3%(2/6)
ボーエン病 89.5%(17/19)
パジェット病 83.3%(10/12)
放射線角化腫 100.0%(4/4)
老人性角化腫 75.0%(3/4)
紅色肥厚症 100.0%(2/2)
皮膚細網症 75.0%(3/4)
悪性リンパ腫の皮膚転移 100.0%(3/3)
81.9%(77/94)

これらの結果は、各種皮膚がんに対するフルオロウラシル外用薬の効果を示しています。

足底のイボに対する臨床試験

海外では、足底のイボ(足底疣贅)に対するフルオロウラシルの効果を調べた臨床データがあります(Robert S Salk et al., 2006, [リンク])。

試験では被験者にフルオロウラシル5%クリームを塗布し、テープで密封療法を行いました。12週間の治療期間の後、95%の被験者においてすべての足底疣贅が完全に消失しました。平均治癒期間は治療開始後9週間でした。また、6ヶ月後の追跡調査では85%の持続治癒率が確認されました。

これらの結果は、足底のイボに対するフルオロウラシルの治療効果を示しています。

光老化に対する臨床試験

海外では、日光角化症によって光老化症状が出た患者を対象に臨床試験が行われています(Dana L. Sachs et al., 2009, [リンク])。

試験では24週間の治療期間が設けられました。最初の2週間、被験者にフルオロウラシルクリーム5%を1日2回投与しました。投与終了後も、24週目まで定期的に経過観察を行いました。写真判定および患部の皮膚組織の採取・分析によって有効性を評価しました。

結果、24週間の治療終了時には被験者の光老化が有意に改善しました。ほとんどの被験者が症状の改善を実感しており、再治療を希望しました。

観察期間中の10週目には、被験者に詳細なアンケートを行いました。フルオロウラシルによってシミやしわが改善した度合いを、軽度、中等度、著明の3段階で評価してもらいました。
各症状ごとのアンケート結果は以下の通りです。

症状ごとの改善率
症状 軽度改善 中等度改善 著明改善
シミ 20% 35% 40%
しわ 42% 26% 16%

これらの結果は、紫外線によるシミやしわに対するフルオロウラシルの有効性を示唆しています。

フルオロウラシルの注射薬に関する臨床データ

フルオロウラシルの注射薬は、国内の臨床データによって、各種がんに対する有効性が示されています(17. 臨床成績, 医療用医薬品: 5−FU注, KEGG DRUG, [リンク])。

試験では国内32施設において、各種がんの患者にフルオロウラシル注射薬を静脈内投与しました。単剤投与ならびに併用投与(他の薬との併用)を行い、それぞれの有効率が測定されました。判定基準として、腫瘍による腫れが1/4以上縮小し、かつそれが4週間以上持続した場合に有効としました。

静脈内投与による有効率(有効人数/症例人数)
対象疾患 単剤投与 併用投与
胃がん 27.3%(41/150) 37.8%(202/535)
肝臓がん 22.2%(2/9) 40.9%(36/88)
結腸・直腸がん 41.9%(13/31) 49.3%(36/73)
乳がん 35.1%(13/37) 58.7%(37/63)
膵臓がん 21.1%(4/19) 23.1%(3/13)
子宮頸・体がん* - 57.1%(24/42)
卵巣がん 100.0%(1/1) 56.0%(28/50)
食道がん* 33.3%(2/6) 12.5%(2/16)
肺がん* 9.1%(1/11) 25.8%(89/345)
頭頸部腫瘍* 40.0%(2/5) 78.1%(25/32)

*他の抗がん剤または放射線と併用することが必要な疾患。単剤投与の有効率は参考値

これらの結果は、各種がんに対するフルオロウラシル注射薬の効果を示しています。

フルオロウラシルが配合されている抗がん剤
先発薬(外用薬):5−FU軟膏(協和キリン)
先発薬(注射):5−FU注(協和キリン)
後発薬(外用薬):フロニダクリーム(メナリーニ)

フルオロウラシルの副作用

フルオロウラシルの副作用は、外用薬と注射薬で異なります。

外用薬の副作用

副作用
皮膚症状として色素沈着、発赤、局所の出血傾向、爪の変形、皮膚炎、光線過敏症、爪の変色が報告されています。

重大な副作用
皮膚塗布部の激しい疼痛が報告されています。

主な副作用

以下はフルオロウラシルの添付文書(11. 副作用, 医療用医薬品: 5−FU軟膏, KEGG DRUG, [リンク])に記載されていた副作用の発現率です。

発症頻度:5%以上

皮膚の色素沈着や発赤、局所の出血傾向

発症頻度:0.1〜5%未満

爪の変形、皮膚炎

発症頻度:不明

光線過敏症、爪の変色

主な副作用はメラニンの増加によるシミ(色素沈着)や赤み、皮膚炎などです。フルオロウラシルの塗布によって患部がただれるため、出血をともなうこともあります。

他にもまれに、爪の変形や変色が見られることがあります。巻き爪になって痛み出したり、爪が黒ずんで割れやすくなったりします。

頻度は不明ですが、日光に対してアレルギー反応を起こし、赤みやかゆみが出る副作用も報告されています。

重大な副作用

以下のような重大な副作用が、ごくまれな頻度で報告されています。万が一、体調に異変を感じた場合は、すぐに医師や薬剤師に相談してください。

皮膚塗布部の激しい疼痛

フルオロウラシルの塗布によって患部がただれた際、激しい痛みをともなうことがあります。

注射薬の副作用

副作用
食欲不振、下痢、悪心・嘔吐、倦怠感、味覚異常、口渇、腹部膨満感、腹痛、下血、蛋白尿、色素沈着、脱毛、浮腫、びらん、水疱、そう痒感、紅潮、発疹、発熱、頭痛などが報告されています。

重大な副作用
激しい下痢、重篤な腸炎、骨髄機能抑制、ショック、アナフィラキシー、白質脳症等を含む精神神経障害、うっ血性心不全、心筋梗塞、安静狭心症、心室性頻拍、重篤な腎障害、間質性肺炎、劇症肝炎、肝不全、肝機能障害、黄疸、肝硬変、消化管潰瘍、重症な口内炎、意識障害を伴う高アンモニア血症、肝動脈内投与における肝・胆道障害、手足症候群、嗅覚障害、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、溶血性貧血が報告されています。

主な副作用

以下はフルオロウラシルの添付文書(11. 副作用, 医療用医薬品: 5−FU注, KEGG DRUG, [リンク])に記載されていた副作用の発現率です。

発症頻度:5%以上
消化器 食欲不振、下痢、悪心・嘔吐
精神神経系 倦怠感
発症頻度:0.1〜5%未満
消化器 味覚異常、口渇、腹部膨満感、腹痛、下血
腎臓 蛋白尿
皮膚 色素沈着、脱毛、浮腫、びらん、水疱、そう痒感、紅潮
過敏症 発疹
その他 発熱、頭痛
発症頻度:0.1%未満
消化器 便秘
発症頻度:不明
消化器 口角炎、舌炎、胸やけ
肝臓 AST上昇、ALT上昇、ビリルビン上昇等の肝機能検査値異常
腎臓 BUN上昇、クレアチニン値上昇、クレアチニン・クリアランス低下
精神神経系 めまい、末梢神経障害(しびれ、知覚異常等)
皮膚 爪の異常、光線過敏症
循環器 心電図異常(ST上昇、T逆転、不整脈等)、胸痛、胸内苦悶
流涙、結膜炎
動脈内投与時 カテーテル先端付近の動脈壁の変性、血栓形成
その他 糖尿、低カルシウム血症、耐糖能異常

主な副作用は食欲不振、吐き気・嘔吐、下痢、口内炎、倦怠感、発熱などです。吐き気は治療当日〜数日後に現れることが多いです。吐き気止めの薬で症状を和らげることができます。下痢はまれに悪化して脱水症状に至るおそれがあります。口内炎では口の中の痛みや、ただれ、出血などが起こります。全身症状として、だるさを感じることがあります。

他にもまれに手足の痛みや赤み、ひび割れなどの症状がみられます。日光に当たる部分の皮膚や爪が黒ずむこともあります。発熱は、骨髄機能抑制による血液障害、肺炎などを起こしている可能性があります。急に38度以上の高熱が出た場合は、医療機関を受診してください。

重大な副作用

以下のような重大な副作用が、ごくまれな頻度で報告されています。万が一、体調に異変を感じた場合は、すぐに医師や薬剤師に相談してください。

消化器障害
  • 激しい下痢(脱水症状)
  • 重篤な腸炎
  • 消化管潰瘍(しょうかせいかいよう)
  • 重症の口内炎

主に以下のような症状が出ます。

激しい下痢(脱水症状)
何度も水のような便が出る、下腹部の痛み、体がだるい、発熱、腹痛、泥状ゆるい便が出る、喉が渇く、体重が減る、立ちくらみ、めまい、疲れやすい、体に力が入らない、手足がつる

重篤な腸炎
発熱、お腹が張る、激しい腹痛、下痢、吐き気、嘔吐(おうと)、便に血が混じる(鮮紅色~暗赤色)、ふらつき、息切れ、冷汗が出る、顔面蒼白(そうはく)、手足が冷たくなる

消化管潰瘍
吐き気、嘔吐、吐いた物に血が混じる(赤色~茶褐色ときに黒色)、腹痛、胃がむかむかする、黒い便が出る

重症の口内炎
口内の粘膜や舌に白い膜ができ、スムーズでなくなる、飲食時の口内の痛、耐えがたいほどの口内の痛み、物が飲み込みにくい、口内の傷・腫れ、食欲不振

骨髄機能抑制(こつずいきのうよくせい)
  • 汎血球減少
  • 白血球減少、好中球減少
  • 貧血
  • 血小板減少

主に以下のような症状が出ます。

発熱、寒気、喉の痛み、鼻血、歯ぐきからの出血、あおあざができる、出血が止まりにくい、頭が重い、動悸、息切れ

汎血球減少
めまい、鼻血、耳鳴り、歯ぐきからの出血、息切れ、動悸、あおあざができる、出血しやすい、発熱、寒気、喉の痛み

白血球減少、好中球減少
突然の高熱、寒気、喉の痛み、発熱

貧血
体がだるい、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ

血小板減少
鼻血、歯ぐきからの出血、あおあざができる、出血が止まりにくい

重度の過敏症
  • ショック
  • アナフィラキシー

主に以下のような症状が出ます。

ショック
冷汗が出る、めまい、顔面蒼白、手足が冷たくなる、意識の消失

アナフィラキシー
全身のかゆみ、じんま疹、喉のかゆみ、ふらつき、動悸、息苦しい

白質脳症(はくしつのうしょう)等を含む精神神経障害

主に以下のような症状が出ます。

歩行時のふらつき、口のもつれ、動作が鈍くなる、意識の低下、幻覚、妄想、興奮、抑うつ

心血管障害
  • うっ血性心不全(うっけつせいしんふぜん)
  • 心筋梗塞(しんきんこうそく)
  • 安静狭心症(あんせいきょうしんしょう)
  • 心室性頻拍(しんしつせいひんぱく)

主に以下のような症状が出ます。

うっ血性心不全
息苦しい、息切れ、疲れやすい、むくみ、体重の増加

心筋梗塞
しめ付けられるような胸の痛み、息苦しい、冷汗が出る

安静狭心症
しめ付けられるような胸の痛み、胸を強く押さえつけられた感じ、冷汗が出る、あごの痛み、左腕の痛み

心室性頻拍
めまい、動悸、胸の不快感、気を失う

重篤な腎障害
  • 急性腎障害(きゅうせいじんしょうがい)
  • ネフローゼ症候群等(ねふろーぜしょうこうぐん)

主に以下のような症状が出ます。

尿量が減る、むくみ、体がだるい、高血圧

急性腎障害
尿量が減る、むくみ、体がだるい

ネフローゼ症候群
尿量が減る、排尿時の尿の泡立ちが強い、息苦しい、尿が赤みを帯びる、むくみ、体がだるい、体重の増加

間質性肺炎(かんしつせいはいえん)

主に以下のような症状が出ます。

咳、息切れ、息苦しい、発熱

肝障害
  • 劇症肝炎(げきしょうかんえん)
  • 肝不全(かんふぜん)
  • 肝機能障害(かんきのうしょうがい)
  • 黄疸(おうだん)
  • 肝硬変(かんこうへん)

主に以下のような症状が出ます。

劇症肝炎
急な意識の低下、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、体がかゆくなる、尿の色が濃くなる、お腹が張る、急激に体重が増える、血を吐く、便に血が混じる(鮮紅色~暗赤色または黒色)

肝不全
意識の低下、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、体がかゆくなる、尿の色が濃くなる、お腹が張る、急激に体重が増える、血を吐く、便に血が混じる(鮮紅色~暗赤色または黒色)

肝機能障害
疲れやすい、体がだるい、力が入らない、吐き気、食欲不振

黄疸
白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる、体がかゆくなる

肝硬変
体がだるい、吐き気、食欲不振、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、体がかゆくなる、尿の色が濃くなる、お腹が張る、急激に体重が増える、血を吐く、便に血が混じる(鮮紅色~暗赤色または黒色)、意識の低下

急性膵炎(きゅうせいすいえん)

主に以下のような症状が出ます。

吐き気、嘔吐、激しい上腹部の痛み、背中の痛み、お腹にあざができる、お腹が張る

意識障害を伴う高アンモニア血症(こうあんもにあけっしょう)

主に以下のような症状が出ます。

吐き気、嘔吐、けいれん、意識の低下

肝動脈内投与における肝・胆道障害(かん・たんどうしょうがい)
  • 胆嚢炎(たんのうえん)
  • 胆管壊死(たんかんえし)
  • 肝実質障害(かんじっしつしょうがい)等

主に以下のような症状が出ます。

疲れやすい、体がだるい、力が入らない、吐き気、食欲不振

胆嚢炎、胆管壊死
発熱、腹痛、食欲不振、吐き気

肝実質障害
疲れやすい、体がだるい、力が入らない、吐き気、食欲不振

手足症候群(てあししょうこうぐん)

主に以下のような症状が出ます。

手足の皮膚の赤み、水ぶくれ、ただれ、手のひらや足の裏の感覚が鈍くなったり過敏になる

嗅覚障害(嗅覚脱失)

主に以下のような症状が出ます。

臭いが弱い、もしくは分からない

皮膚障害
  • 中毒性表皮壊死融解症(ちゅうどくせいひょうひえしゆうかいしょう)
  • 皮膚粘膜眼症候群(ひふねんまくがんしょうこうぐん)

主に以下のような症状が出ます。

中毒性表皮壊死融解症
皮膚が広い範囲で赤くなり、破れやすい水ぶくれが多発、発熱、粘膜のただれ

皮膚粘膜眼症候群
発熱、目の充血やただれ、唇や口内のただれ、円形の斑の辺縁部にむくみによる環状の隆起を伴ったものが多発する

溶血性貧血(ようけつせいひんけつ)

主に以下のような症状が出ます。

体がだるい、めまい、息切れ、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる

フルオロウラシルの使用上の注意点

この項目では、フルオロウラシルの使用に際して特に注意が必要な方や、併用に注意すべき薬について説明します。該当する方や併用薬がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。

外用薬の注意点

フルオロウラシルの外用薬を使用する際に注意が必要な方と、併用薬についての注意点を解説します。

使用に注意が必要な人

妊婦または妊娠している可能性のある女性

静脈注射による動物実験(ラット、マウス)で、胎児の指が増えたり唇が裂けたりする催奇形作用が報告されています。

授乳婦

治療期間中は授乳しないことが望ましいとされています。

小児等

小児を対象とした臨床試験が行われていないため、有効性や安全性が確立されていません。本剤の使用は控えるべきです。

併用に注意が必要な薬

フルオロウラシルの外用薬と組み合わせが悪い薬はありません。

注射薬の注意点

フルオロウラシルの注射薬を使用する際に注意が必要な方と、併用薬についての注意点を解説します。

使用に注意が必要な人

骨髄機能抑制がある方

骨髄機能をより強く抑制するおそれがあります。

感染症を合併している方

骨髄機能抑制により感染症が悪化するおそれがあります。

心疾患またはその病歴のある方

症状が悪化するおそれがあります。

消化管潰瘍または出血のある方

症状が悪化するおそれがあります。

水痘の方

致命的な全身障害があらわれるおそれがあります。

肝機能障害のある方

副作用が強くあらわれるおそれがあります。

腎機能障害のある方

副作用が強くあらわれるおそれがあります。

妊婦または妊娠している可能性のある女性

投与しないことが望ましいとされています。動物実験(ラット、マウス)で、胎児の指が増えたり唇が裂けたりする催奇形作用が報告されています。

授乳婦

治療期間中は授乳しないことが望ましいとされています。

小児等

小児等を対象とした臨床試験が行われていないため、有効性や安全性が確立されていません。本剤の使用は控えるべきです。

高齢者

生理機能が低下していることが多く、特に骨髄機能抑制、消化器障害(激しい下痢、口内炎等)、皮膚障害、精神神経系の副作用があらわれやすくなります。医師の管理下で慎重に投与する必要があります。

併用に注意が必要な薬

フェニトイン

抗てんかん薬です。本剤との併用により、構音障害(うまく話せない)、運動失調(うまく運動ができない)、意識障害等のフェニトイン中毒があらわれることがあります。仕組みは不明ですが、本剤はフェニトインの血中濃度を上昇させます。

ワルファリンカリウム

血液の凝固を抑制する血栓症治療薬です。本剤との併用により、ワルファリンカリウムの作用を増強させることがあります。仕組みは不明ですが、出血しやすくなるため注意が必要です。

トリフルリジン・チピラシル塩酸塩配合剤

本剤と同じ抗がん剤です。本剤との併用により、 重篤な骨髄抑制等の副作用が発現するおそれがあります。両剤の併用に関して、以下の相互作用が報告されています。

  • 本剤によってトリフルリジンのDNA取り込みが増加する可能性がある
  • チピラシル塩酸塩が本剤の代謝に影響を及ぼす可能性がある
他の抗がん剤または放射線照射

併用療法によって、骨髄機能抑制、消化管障害等の副作用が増強することがあります。他の抗がん剤や放射線照射は本剤と相互作用を起こし、副作用を強め合います。

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