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オーリスタットが配合されている通販商品

オーリスタットの禁忌事項

下記に該当する方はオーリスタットを使用しないでください。

  • 吸収不良症候群がある
  • 胆汁うっ滞がある
  • 妊婦または授乳婦
  • オーリスタットに対して過敏症をおこしたことがある

吸収不良症候群(特発性脂肪便症や熱帯性スプルー症などを含む)のある方はオーリスタットを使用できません。消化管における栄養の吸収が低下しています。脂肪吸収抑制作用のあるオーリスタットを使うことで、脂肪便や栄養不良の症状が増悪するおそれがあります。
同様の理由から、脂肪の消化を助ける胆汁の流れが減少または停止(うっ滞)している方もオーリスタットの使用が禁じられています。胆汁うっ滞は主に肝臓の病気を起因とします。何らかの肝疾患を抱えている方は注意が必要です。

妊婦に対するオーリスタットの安全性は確立していません。胎児の成長に悪影響を及ぼす危険性を否定できないことから禁忌に設定されています。母乳中に成分が移行する可能性もありますので、オーリスタットを服用中の授乳も出来ません。

過去にオーリスタットを服用して過敏症が出た経験のある方は使用できません。オーリスタットの副作用として報告されている過敏症としては、発疹や蕁麻疹、全身の痒み、血管浮腫、気管支痙攣、アナフィラキシーなどが挙げられます。

オーリスタットは下記の薬と併用できません。

  • シクロスポリン
  • ワルファリンなど抗凝固剤

シクロスポリンは、臓器移植に用いられる免疫抑制剤です。オーリスタットとの併用により、血中におけるシクロスポリンの濃度が低下します。結果的にシクロスポリンの効果減弱を招くため、臓器移植時に拒絶反応が生じるリスクが増します。

ワルファリンなどの抗凝固剤は、血栓塞栓症の治療に用いられます。オーリスタットとの併用によって、血液が固まるまでにかかるプロトロンビン時間(INR)が影響を受ける危険があります。抗凝固剤は心筋梗塞や脳梗塞などの命に関わる重篤な血栓塞栓症に使われますので、オーリスタットの併用は避けなくてはなりません。

オーリスタットの働きと効果

効能・効果
肥満症、肥満の予防
(1) 摂取する脂肪分に対してのみ有効です。すでについてしまっている皮下脂肪や内臓脂肪を減らす効果はありません。
(2) 摂取する脂肪分が少ない場合の有効性は認められていません。
(3) タンパク質、炭水化物の吸収を阻害しません。

一般名:オーリスタット(オルリスタット)

肥満症の治療に使われる脂肪吸収抑制剤です。
食事に合わせて服用すると、食べ物に含まれる脂質の吸収を抑える効果があります。食事と一緒に服用するだけで脂肪分の吸収が抑えられますので、食生活を大きく変えることなく痩せたい場合や、体重の維持をしたい、肥満を予防したいといった場合に効果的です。

オーリスタットは食事に含まれた脂質の吸収を最大30%カットします。糖質やタンパク質の吸収を阻害せずに脂質に対してのみ効果を発揮しますので、ダイエットにありがちな急激に栄養のバランスを損なってしまう心配がほとんどありません。腸で作用する薬ですので依存性もなく、他のダイエット薬と比べて安全性が高いと考えられています。

焼肉や中華料理など脂肪分の多い食事のときほどオーリスタットが効果を発揮します。サラダなどそもそも脂肪分が少ない食事の時は吸収される脂肪分がありませんので、オーリスタットを服用しても効果はありません。
これから摂取・吸収する脂肪分に対してのみ有効な薬です。すでについてしまっている皮下脂肪や内臓脂肪を減らす効果はありません。

オーリスタットが消化酵素の脂肪の分解作業を阻害します。

オーリスタットの作用イメージ

オーリスタットは、脂肪の消化酵素であるリパーゼの働きを阻害する成分です。
食事で摂取した脂肪は、そのまま体内に吸収されるわけではありません。胃に入った脂肪が腸に運ばれると、膵臓から分泌されたリパーゼの働きによって、吸収できる大きさに分解されます。

オーリスタットを食事中または食後1時間以内に服用することによって、リパーゼが分泌されるタイミングで腸に到達して作用します。リパーゼの中の活性セリンという成分とオーリスタットが結合することにより、脂肪の分解作業を阻害します。分解されなかった脂肪分は、腸を通過した後、48時間以内に便と一緒に体外へと排泄されます。

オーリスタットの臨床成績では87%がダイエットに成功しています。

564名を対象として一年間ダイエット効果の検証が行われたオーリスタットの臨床試験では、87%が減量に成功しています。このうち、元の体重から5%の体重減少があったのは60%、元の体重から10%の減量に成功したのは27%という結果が得られました。

オーリスタットのダイエット成功率のグラフ

オーリスタットを配合したダイエット薬の先発薬ゼニカルの製造メーカーの発表では、平均すると-5.7kgの減量効果があるというデータも出ており、食事制限と運動で行ったダイエットと比べて2倍ほどの成果を挙げたそうです。

ゼニカルを先発薬とした痩せるダイエット薬の有効成分として配合されています。

オーリスタットが配合されている痩せるダイエット薬
先発薬:ゼニカル(ロシュ)
後発薬:オルリガル(シグネチャーファーマ)
後発薬:ビーファット(インタス)
後発薬:スリムトリム(ジャーマンレメディーズ)
後発薬:オベリット(インタス)
後発薬:オイダス(センチュリオンラボラトリーズ)

※出典:国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部「医薬品安全性情報 Vol.1 No.38 (2003. 12.26) 」(PDF:88.7KB)

オーリスタットの副作用

副作用
油斑、排泄時のガス、急な便意、油分を含む便、油の排泄、排便回数の増加、便失禁などが生じることがあります。
重大な副作用
肝臓の障害、腎臓の障害、胆石症。

副作用の症状 発現数 発現率
油班 509例 26.6%
排泄時のガス 457例 23.9%
急な便意 423例 22.1%
油分を含む便 383例 20.0%
油の排泄 228例 11.9%
排便回数の増加 207例 10.8%
便失禁 147例 7.7%

オーリスタットの副作用は、軽度で一過性のものがほとんどです。腸で作用する薬ですので、下痢、油便、おならが増えるなど、腸と便に関する副作用が多く報告されています。これらの副作用はオーリスタットが腸で作用している証拠であり、薬の効果が現れている結果とも言えます。
服用を継続するにつれて副作用は軽くなりますが、油を含んだ便が不意に出てしまうことがありますので、外出時は生理用ナプキンなどで対処しておくことが推奨されています。

オーリスタットは脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K、βカロテン)の吸収も阻害してしまいます。一定期間オーリスタットの使用を続けていると、これらの脂溶性ビタミンが不足して肌荒れなどの症状が現れます。ビタミン不足を感じたら、オーリスタットを服用する前後2時間の間隔を空けて、ビタミンサプリメントを飲んでください。

ごくまれに肝機能障害、腎臓障害、胆石症の副作用報告があります。皮膚や白目が黄色っぽくなる、皮膚の痒み、倦怠感、食欲不振、背中の痛み、尿の量が減る、血尿、手足のむくみ、みぞおちを中心とした激しい痛み、右肩や背中の痛み・圧迫感、吐き気・嘔吐など、このような症状が現れた場合は、医師に相談をしてください。

※出典:label,Roche Pharmaceuticals,XENICAL - orlistat capsule(PDF:312KB)

使用に注意が必要な人
<腎臓の病気がある患者>
上記疾患に該当する場合、末期の腎不全に陥るリスクがあります。オーリスタットの副作用として、高シュウ酸尿症やシュウ酸腎結石が報告されています。これらは腎不全の増悪を招くことから、もともと腎臓に何らかの病気がある方では慎重なオーリスタットの投与が必要となります。
<高齢者>
一般的に高齢者では薬の分解・代謝を行う生理機能が低下しています。オーリスタットの作用が強くなり過ぎて、副作用が生じるおそれがあります。医師の指示に応じた用量や頻度による内服が必要となります。
<糖尿病治療を行っている患者>
上記に該当する方がオーリスタットを使い始める場合、定期的に血糖値をチェックして医師に報告する必要があります。オーリスタットによって体重が減少することで、血糖コントロールが改善されることがあります。糖尿病は症状の程度によって治療法が変わります。オーリスタットによって血糖値が下がった場合には、その人に適した治療法に調整してもらう必要があります。
併用注意薬
<レボチロキシン>
甲状腺機能低下症に使われます。オーリスタットとの併用により、レボチロキシンの効果が減弱したとの報告があります。併用する際には、甲状腺機能の検査を受けつつ、医師に指示された服用間隔を守りながらオーリスタットを使ってください。
<アミオダロン>
不整脈に使われます。アミオダロンの効果が減弱するおそれがあります。オーリスタットの併用によって吸収が抑制されたとの報告があります。
<抗てんかん薬>
オーリスタットと飲み合わせた患者において、てんかん発作の発現が確認されています。オーリスタットが抗てんかん薬の吸収を抑制することが知られています。
<抗レトロウイルス薬>
HIVやその他のウイルス感染症に使われます。オーリスタットが抗レトロウイルス薬の吸収を妨げて、治療効果を減弱させるおそれがあります。
<アカルボース>
2型糖尿病に使われます。オーリスタットとの併用が推奨されていません。2型糖尿病の代表的な薬なので、服用中の方は医師に使用の可否を問うようにしてください。
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