（旧称ビゴラ）ビゴレの副作用｜頭痛などの主な症状・他剤との併用で起こる相互作用

ビゴラの副作用

＜主な副作用＞

ほてり、潮紅（あから顔）、頭痛、口の渇き、鼻づまり、胸焼け、消化不良、下痢、動悸、眠気など。

ビゴラの副作用はシルデナフィルの働きに伴って起こります。ビゴラの副作用の多くは、薬効が薄まると軽快する一時的なものです。

血管拡張によって起こる頭痛などの副作用

ビゴラを服用した後に現れやすい副作用として頭痛が挙げられます。頭痛は脳の血管が拡張し、神経を刺激することで起こる場合があります。

潮紅やほてりの原因もビゴラの有する血管拡張作用です。頬付近の血管が拡張し、充血することで顔面が赤くなったり、体温の上昇を感じます。また、口の渇きなどを伴うことがあります。

鼻づまりの原因は鼻粘膜の充血です。血管拡張によって鼻粘膜が膨らみ、鼻腔を塞ぐと鼻づまりを感じます。

その他の副作用（胸焼け動悸など）

ビゴラの作用により胃の内容物の逆流を防ぐ平滑筋が弛緩されると、消化不良や胸焼けが起こる場合があります。同じ消化器系の症状としては下痢などもみられることがあります。

ビゴラ服用後の動悸は降圧作用によって生じる副作用です。ビゴラを服用すると血管が拡張されるため、血圧が低下することがあります。血圧が低下すると体は脈拍を上げて元の状態に戻ろうとするため、動悸を感じます。

眠気の原因も降圧作用です。血圧が低下し、脳へ届く酸素が少なくなると眠気を感じることがあります。

薬の飲み合わせで起こる重大な副作用

＜他の薬との飲み合わせで起こる重大な副作用＞

降圧作用の増強、QTc延長、症候性低血圧

ビゴラと特定の薬を飲み合わせると、相互作用によって体に悪影響を及ぼす場合があります。

ビゴラと硝酸剤及びNO供与剤を併用すると、血管拡張の相乗効果によって降圧作用を増強させることが考えられます。両剤を併用してはいけません。

ビゴラとアミオダロン塩酸塩の併用によりQTc延長が現れるおそれがあります。PDE5阻害薬の有効成分であるバルデナフィルとアミオダロン塩酸塩の併用時にQTc延長が報告されています。類似薬であるビゴラも同様の影響が予想されるため併用は厳禁です。

ビゴラとsGC刺激剤を併用するとcGMPの細胞内濃度が増大し、症候性低血圧が発現する可能性があります。両剤を飲み合わせることは禁止です。

口コミに寄せられたビゴラの副作用

実際にビゴラを購入された方の口コミのうち、副作用に関するものを集めました。