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塩化アルミニウムが配合されている通販商品

塩化アルミニウムの禁忌事項

下記に該当する方は塩化アルミニウムを使用しないでください。

塩化アルミニウムを含んだ薬で過敏症(薬物アレルギー)を起こしたことがある

過敏症は塩化アルミニウムに限らず、全ての医薬品において起こり得るアレルギー症状です。塩化アルミニウムを含んだ薬で過敏症を起こしたことがある方は使用できません。該当する方が再度塩化アルミニウムを摂取すると、過敏症が重症化するおそれがあります。

塩化アルミニウムの働きと効果

効能・効果
脇の多汗症、腋臭症(わきが)、手汗(手掌多汗症)、足汗(足蹠多汗症)の抑制
(1) 脇や手足の汗を抑制します。
(2) 不快な臭いの発生を抑えます。

一般名:塩化アルミニウム

医療用の制汗剤として、多汗症の治療に最も多用される外用薬です。

汗が多い部位に塗ることで、発汗を抑えて不快な臭いも緩和します。継続して使うと、1回の塗布で3~5日間効果が持続します。

塩化アルミニウムの有効性は、国内外の複数の臨床研究で確認されており、発汗量が明らかに減少したという結果が示されています。また、注射や手術のような治療と違って、体への負担が少なく、自宅で手軽に使える点も特長です。

以上の理由から、日本皮膚科学会の多汗症診療治療ガイドライン(藤本智子 et al., 2023. [リンク])では、「まず行ってよい治療」として最初に試す方法のひとつに選ばれています。

塩化アルミニウム水溶液が汗を抑える仕組み

塩化アルミニウム水溶液は、汗の出口をふさぐことで、物理的に発汗を抑えます。

この水溶液を汗の気になる部分に塗ると、汗を出すための細い管(汗腺)に入り込み、内部で作用します。具体的には、汗に含まれる水分と反応して、水酸化塩化アルミニウムという成分をつくります。

この成分が、皮膚の主なたんぱく質(ケラチン)と結びつき、角栓と呼ばれる小さなフタのようなかたまりができます。この角栓が汗腺の中にとどまり、汗の出口を塞ぐことにより、発汗が抑えられるのです。

できたフタ(角栓)は、皮膚の生まれ変わりのサイクル(新陳代謝)によって、数日かけて自然に剥がれ落ちます。そのあいだは、汗を抑える効果が3〜5日ほど続きます。

塩化アルミニウムの制汗効果を示した臨床データ

多汗症に対する塩化アルミニウムの効果は、海外の臨床試験で示されています。

ドイツの病院で皮膚科医が行った試験では、691人の多汗症患者に塩化アルミニウムを塗布しました。(Daniel A Grabell et al., 2016, [リンク])初回治療後の時点で、被験者の82%において、発汗が完全に止まったか、もしくは正常量まで回復しました。その後、さらに塗り薬の使用を続ける「維持療法」を行った結果、改善率は87%に増加しました。

以上の結果は、塩化アルミニウムの外用が多汗症治療に有効であることを証明しています。

日本と海外では市販薬の濃度が異なる

日本では、市販できる塩化アルミニウム外用薬の濃度に制限があるため、使用部位によっては市販薬だけでは十分な効果が得られないことがあります。

特に、手のひらや足の裏など皮膚が厚い部位では、日本皮膚科学会のガイドラインにおいて20~50%の高濃度製剤が推奨されています。しかし、日本で市販されている製品は13%以下に限られており、それ以上の濃度を使用するには医療機関での処方が必要です。

一方、アメリカなどの海外では、日本よりも制度上の制限が緩やかで、20%前後の高濃度製剤も一般向けに市販されています。そのため、使用者自身が症状や使用部位に応じて適切な濃度の製品を選ぶことが可能です。

当サイトでは、海外で一般に流通している「ドリクラー」や「パースピレックスローション」など、高濃度の塩化アルミニウム製剤を紹介しています。

塩化アルミニウムが配合されている多汗症の治療薬
パースピレックス(オリジナル)(リーマン)
パースピレックス(敏感肌用)(リーマン)
パースピレックスローション(リーマン)
ドリクラー(グラクソスミスクライン)

塩化アルミニウムの副作用

副作用
かゆみ、かぶれ、発赤、ヒリヒリ感などの副作用が報告されています。

重大な副作用
過敏症。

主な副作用は、塗布部位に起こるかゆみや発疹、ヒリヒリ感などです。これは、塩化アルミニウムが皮膚に作用する過程で、副産物として塩酸が作られるためです。塩酸は強い酸であり、皮膚を刺激して上記の副作用を起こします。

注意すべき副作用として、ごくまれに過敏症(薬に対するアレルギー反応)が起こることがあります。過敏症が生じると、以下のような症状が起こる可能性があります。

  • 呼吸困難または呼吸音(ヒューヒューゼーゼー)
  • 心臓がドキドキする(動悸)
  • 発熱または全身の体調不良
  • リンパ節の腫れ
  • 顔、唇、口、舌、または喉の腫れ
  • 嚥下困難または喉の詰まり
  • かゆみ、発疹、じんましん
  • 吐き気または嘔吐
  • めまい、ふらつき、または失神
  • 胃のけいれん
  • 関節痛

上記のような症状が出たら、使用を中止し、できるだけ早く医療機関を受診してください。

塩化アルミニウムの使用上の注意点

この項目では、塩化アルミニウムの使用に際して特に注意が必要な方や、併用に注意すべき薬について説明します。該当する方や併用薬がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。

使用に注意が必要な人

敏感肌の方や肌トラブルのある方

副作用が出やすくなる、あるいは強く現れる可能性があります。

妊婦もしくは授乳婦

塩化アルミニウムの使用が適切かどうか、医師に相談してください。

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