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過酸化ベンゾイルが配合されている通販商品

過酸化ベンゾイルの禁忌事項

下記に該当する方は過酸化ベンゾイルを使用しないでください。

  • 過酸化ベンゾイルに対して過敏症をおこしたことがある

以前に過酸化ベンゾイルを使用した際、過敏症が出たことのある方は使うことができません。呼吸困難やめまい、急激な顔や目の腫れなど全身性の過敏反応や、皮膚に刺激症状が見られる場合には、過酸化ベンゾイルの使用をただちに中止してください。

過酸化ベンゾイルの働きと効果

効能・効果
尋常性ざ瘡
(1) 炎症性・非炎症性どちらのニキビにも有効です。

一般名:過酸化ベンゾイル

尋常性ざ瘡の治療に使われる尋常性ざ瘡(にきび)治療剤です。
アクネ菌の活動を阻害する抗菌作用や毛穴の詰まりを解消するピーリング効果で、ニキビの治療を促し発症や悪化を予防します。

炎症を伴うニキビは、皮脂や古い角質が詰まってできる面皰(めんぽう:白ニキビや黒ニキビなど初期段階の症状)の中で、アクネ菌が増殖することで発症します。
アクネ菌は酸素を嫌う嫌気性菌の一種です。過酸化ベンゾイルは、フリーラジカルと呼ばれる酸素の一種を発生させる性質を持つため、継続的に肌に塗るとアクネ菌の活動を阻害できます。

過酸化ベンゾイルは抗菌作用を持ちますが、抗生物質とは作用の仕組みが異なるため、耐性菌が作られないという特徴があります。従来のニキビ治療で多く利用されてきた抗生物質には、長期利用で薬物耐性を持つ菌が生まれるリスクがありました。過酸化ベンゾイルは耐性菌が生まれる心配がないので、長期のニキビ治療であっても安心して行うことができます。

過酸化ベンゾイルは、日本では2015年4月から販売が開始された新しい成分です。
欧米を含む様々な国では古くから販売されており、ニキビ治療の第一選択薬として利用されているポピュラーな薬でもあります。過酸化ベンゾイルは、将来懸念されている耐性菌の増加を回避するためのニキビ治療薬という役割も期待されています。
ニキビ治療に高い有効性があるクリンダマイシンやアダパレンとも併用できる優れた成分です。

過酸化ベンゾイルがフリーラジカルを発生させてアクネ菌を殺菌します。

過酸化ベンゾイルの作用イメージ

嫌気性菌であるアクネ菌に、フリーラジカルを発生させる過酸化ベンゾイルはとても効果的に作用します。過酸化ベンゾイルは、活性酸素に分類されるフリーラジカルを発生させてアクネ菌の抗菌や毛穴の詰まりを解消するように働きます。表皮に塗布された過酸化ベンゾイルが分解されると発生するフリーラジカルには、酸化ベンゾイルラジカルやフェニルラジカルが挙げられます。

発生したフリーラジカルは、アクネ菌の細胞膜や増殖に関わるDNAに働いてダメージを加えます。ダメージを受けたアクネ菌は、細胞膜が破れて形が保てなくなったり、DNAが傷ついて増殖などの活動に不具合が生じます。その結果、アクネ菌が死滅して毛穴から除去されます。

フリーラジカルは、毛穴を詰まらせている古い角層にも働きます。角層を構成する角質同士を繋ぐタンパク質に作用することで結合を緩めます。結果、毛穴を詰まらせる角層の剥離を促し、ピーリング効果が発揮されます。

過酸化ベンゾイルは、分解されることで発生したフリーラジカルがアクネ菌や角層に作用してニキビを効果的に治療します。

過酸化ベンゾイルの臨床成績ではニキビの75%が減少しました。

アクネ菌や角層に作用する過酸化ベンゾイルの効果は、顔にニキビを有する231名の患者を対象に実施された臨床試験*で実証されています。
臨床試験は、対象となった患者に1日1回患部全体を覆うように過酸化ベンゾイルを塗布してもらい、52週間にわたってニキビの減少を検証するという内容で行われました。対象となった患者の標準的なニキビの数は、約35個でした。

臨床試験の結果、総数35個のニキビのうち約27個の減少が多くの患者に確認されました。ニキビの減少は塗布後2週目から確認されており、週が経過するごとに減少は続いて24週目には、75%にあたる26個の減少が確認されました。この結果から過酸化ベンゾイルで十分な治療効果を得られることがわかりました。

過酸化ベンゾイルの臨床試験におけるニキビ減少率のグラフ

過酸化ベンゾイルを有効成分とした先発薬の商品名は販売される国によって異なりますが効果は同じです。

ベピオゲルを先発薬としたニキビ治療薬の有効成分として配合されています。

過酸化ベンゾイルが配合されているニキビ治療薬
先発薬:ベピオゲル(ガルデルマ)
先発薬:ベンザックACジェル(ガルデルマ)
先発薬:ブレボキシル洗顔(スティーフェル)

※出典:リンク先、販売名:ベピオゲル2.5%/ベピオローション2.5%のインタビューフォームを参照

過酸化ベンゾイルの副作用

副作用
皮膚剥脱、刺激感、紅斑、乾燥、そう痒、接触性皮膚炎、皮膚炎、湿疹、じんま疹、ピリピリ感、灼熱感、汗疹、違和感、皮脂欠乏症、ほてり、口角炎、眼瞼炎などが生じることがあります。

以下はベピオゲルのインタビューフォーム*に記載されていた副作用の発現率です。

副作用の症状発現数発現率
皮膚剥脱(鱗屑)81例18.6%
刺激感61例14.0%
紅斑60例13.8%
乾燥32例7.4%
そう痒感(痒み)21例4.8%
接触性皮膚炎12例2.8%

過酸化ベンゾイルの副作用で多くの報告がある症状は、塗布した皮膚の剥離、刺激感、紅斑、乾燥などの皮膚にあらわれる症状です。これらの副作用は、過酸化ベンゾイルが皮膚に働くことで起きます。軽度の症状であれば正しく効果を発揮している目安にもなります。
過酸化ベンゾイルを使い続けると副作用の発現率が低下していくので、軽度な副作用であれば塗布を継続しましょう。

過酸化ベンゾイルが肌に合わない方には、上記の副作用が強く現れることがあります。その場合は使用を中止して医師の診察を受けましょう。

使用上の注意
目や唇、傷口などの粘膜面に過酸化ベンゾイルが入らないよう注意してください。もし付着した場合には、ただちに水で洗い流します。漂白作用がありますので、髪や衣服にも薬液が付着しないように気を付けてください。
ニキビと間違えやすい皮膚病変として、結節および嚢腫(のうしゅ)が挙げられます。過酸化ベンゾイルは、良性の腫瘍である結節や嚢腫には治療効果を示しません。結節は隆起を伴うエンドウ豆大の皮疹で、嚢腫は半球状に隆起したアズキ大の皮疹です。嚢腫は粉瘤とも呼ばれており、しばしば中央に黒い点が見られます。場合によっては、いずれの皮疹も外科手術による除去を必要とすることもあるので、医療機関を受診して適切な処置を行うことが大切です。
使用に注意が必要な人
特にありません。
併用注意薬
過酸化ベンゾイルとの相互作用がある特定の薬はありません。他の外用剤と併用する場合には、刺激感が強まるおそれがありますので注意してください。
過酸化ベンゾイルと関連する成分
アゼライン酸
ニキビやシミなど肌におきるトラブルを改善します。医療用の外用薬や、皮膚科などで扱われている薬用化粧品(美白クリーム)にも配合されている天然由来の成分です。
アダパレン
あらゆるニキビの症状に効果的を発揮する尋常性ざ瘡の治療薬です。すでにできてしまっているニキビを治すだけでなく、発生そのものを予防する効果もあります。
クリンダマイシン
炎症や化膿を伴う顔のニキビの治療に適した静菌的な働きをするリコマイシン系の抗生物質です。抗菌効果によってアクネ菌や黄色ブドウ球菌の増殖を防ぎます。
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