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アジスロマイシンが配合されている通販商品

アジスロマイシンの禁忌事項

下記に該当する方はアジスロマイシンを使用しないでください。

  • アジスロマイシンに対して過敏症を起こしたことがある

過去にアジスロマイシンを使用して過敏症を生じたことのある方の場合、再度使用した際にも過敏症を発現する可能性が高いと考えられます。アジスロマイシンに過敏症の既往歴がある方は、別の種類の抗生物質を選択してください。

アジスロマイシンの働き

効能・効果
深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、尿道炎、子宮頸管炎、骨盤内炎症性疾患、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎
<適応菌種>
アジスロマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、レジオネラ・ニューモフィラ、ペプトストレプトコッカス属、プレボテラ属、クラミジア属、マイコプラズマ属

一般名:アジスロマイシン水和物

クラミジア感染症および呼吸器などの感染症の治療に使われる抗生物質(細菌感染症治療剤)です。
効果の持続性に優れた成分であり、薬剤移行性が高く感染組織での有効な成分濃度が長時間保たれるため、1回飲むだけでクラミジアの細菌が死滅するまで効き続けます。
従来の抗菌薬では、日に数回の内服を1週間ほど継続する必要があったことから、アジスロマイシンは非常に扱いやすい薬です。

アジスロマイシンは、感染症の病原体となる細菌の増殖を抑制するマクロライド系の抗生物質です。細菌は増殖を繰り返すことによって感染部位を拡げて、症状を悪化させます。アジスロマイシンが細菌の増殖を阻害することによって症状と感染の進行を防ぎ、増殖ができなくなった菌は最終的に死滅します。

アジスロマイシンが細菌の増殖にかかわるタンパク質の合成を阻害します。

アジスロマイシンが作用するイメージ

アジスロマイシンの作用対象である細菌は、リボソームという器官を働かせて感染細胞内で増殖します。リボソームは、細菌が増殖するために欠かせないタンパク質を司る器官です。
感染部に運ばれたアジスロマイシンは、細菌のリボソームに結合することで増殖を防ぎます。

ヒトの細胞にもリボソームはありますが、細菌のリボソームとは構造が違います。アジスロマイシンはリボソームの構造を見分けることで、細菌の増殖だけを選択的に阻害します。アジスロマイシンの作用によって体内に感染した細菌の数は徐々にその数を減らし、一定の期間をもって体内から完全に排除されます。

臨床成績でクラミジア感染症に対する90.7%の有効率が認められました。

アジスロマイシンの臨床試験におけるクラミジアの改善率グラフ

クラミジア感染症に対する効果は、アジスロマイシンが日本で承認された際の臨床試験*で実証されています。 臨床試験では、クラミジアの陽性反応が検査で確認された尿道炎および子宮頸管炎患者108名に対して、アジスロマイシン1000mgが1回投与されました。投与から29日が経過した時点で再び検査を行った結果、90.7%(98/108名)の患者でクラミジアの陰性が確認されました。

クラミジア以外の感染症を対象とした有効性の検証

幅広い適応菌種を持つアジスロマイシンは、クラミジア以外の様々な細菌性疾患に対しても高い治療効果を持っています。多くの疾患に対して、9割前後の非常に高い有効率が示される結果となりました。

呼吸器感染症に対する有効率
疾患 有効率
咽頭炎 99.0%
慢性気管支炎 96.8%
気管支拡張症(感染時) 93.8%
慢性呼吸器失疾患の二次感染 90.5%
肺炎 98.0%
マイコプラズマ肺炎 97.6%
耳鼻科領域感染症に対する有効率
疾患 有効率
副鼻腔炎 100%
歯科・口腔外科領域感染症に対する有効率
疾患 有効率
歯周組織炎 88.6%
歯冠周囲炎 75.0%
顎炎 88.2%

ジスロマックを先発薬としたクラミジア治療薬の有効成分として配合されています。

アジスロマイシンが配合されているクラミジア治療薬
先発薬:ジスロマック(ファイザー)
後発薬:アジー(シプラ)

※出典:リンク先、販売名:ジスロマック錠250mgのインタビューフォームを参照

アジスロマイシンの副作用

副作用
過敏症(発疹、かゆみ)、下痢、軟便、胃部不快感、吐き気、嘔吐、胃痛、腹痛、腹部膨満感、便秘、発熱などが生じることがあります。
重大な副作用
ショック、中毒性表皮壊死症、スティーブンス・ジョンソン症候群、肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全、急性腎不全、偽膜性大腸炎、出血性大腸炎、間質性肺炎、QT延長、心室性頻脈、顆粒球減少、白血球減少、血小板減少、横紋筋融解症。

以下はジスロマック錠250mgのインタビューフォーム*に記載されていた副作用の発現率です。

副作用の症状 発現数 発現率
下痢・軟便 92例 3.28%
好酸球数増加 75例 2.67%
ALT(GPT)増加 62例 2.21%
白血球数減少 45例 1.60%
AST(GOT)増加 40例 1.43%
腹痛 22例 0.78%
悪心 19例 0.68%

アジスロマイシンの主な副作用は、下痢や腹痛、吐き気など消化器系の症状です。これらの消化器系の副作用は、腸内運動が一時的に活発になることで起きています。アジスロマイシンには、腸内のぜん動運動を活発化してしまうモチリン様作用と呼ばれる特性があります。モチリン様作用はあくまで一過性のものであり、発症した翌日には治まることがほとんどです。
まれに副作用が長引く場合には、アジスロマイシンの抗菌作用が腸内の善玉菌に影響してしまっていることが考えられます。アジスロマイシンは腸内菌への影響が比較的少ない抗生物質ではありますが、患者の体質や体調によっては、まれに腸内細菌のバランスが崩れてしまうこともあります。

アジスロマイシンによる下痢や腹痛の副作用がどうしても気になるという方は、セレキノンやビオフェルミンRなどの整腸剤と併用することで改善できます。一過性で起きる下痢などの副作用の予防にはセレキノン、症状が長引いた場合の対症療法として用いるにはビオフェルミンRが適しています。

ごくまれに起きる副作用としては、眠気や頭痛、湿疹、蕁麻疹、めまいなどが挙げられます。これらの副作用の発症頻度は、いずれも1%未満の非常に低い割合です。過度に気にする必要はありませんが、もし蕁麻疹などが出た場合にはアレルギーが疑われます。まだ服用回数が残っている場合には、医師に相談した上で治療を継続していくのか検討してください。

飲み合わせで相互作用が起こりにくい安全性の高い薬です。

アジスロマイシンでは従来のマクロライド系薬が抱えていた「相互作用を持つ薬が多い」という問題が改善されました。相互作用とは、ある薬を特定の薬と併用することで、薬の効き目が弱くなったり、副作用の発現率が上がったりする現象のことです。マクロライド系薬は相互作用が問題とされており、エリスロマイシンにおいては併用注意または禁忌とされている薬が30種類もあります。マクロライド系薬には、多くの薬剤が代謝される際に使われるP450という酵素を阻害してしまうという特徴があるためです。

アジスロマイシンは、従来薬よりもP450の影響が少ないため、併用できる薬が大幅に増加しました。アジスロマイシンが相互作用を持つ薬は制酸剤やワルファリンなど計6種類のみです。

使用に注意が必要な人
<他のマクロライド系・ケトライド系薬剤に対して過敏症をおこしたことがある>
アジスロマイシンの類薬である他のマクロライド系またはケトライド系薬剤で過敏症を起こしたことがある方は、アジスロマイシンにおいても過敏症が出現する疑いがあります。アジスロマイシンによる治療の必要性が過敏症のリスクを上回る場合にのみ使用し、過敏症状がでた際は服用を中止してください。
<高度な肝機能障害がある患者>
アジスロマイシンは肝機能を悪化させることがあります。高度な肝機能障害患者においては、用量を減らす、服用間隔をひろく空けるなど注意が必要です。
<心疾患がある患者>
アジスロマイシンの副作用としてQT延長や心室性頻脈などの心疾患が報告されており、心疾患がある方では症状の悪化が考えられます。
併用注意薬
<制酸剤>
水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムなど。
胃酸を中和することから消化性潰瘍や逆流性胃潰瘍などを治療します。併用によりアジスロマイシンの最高血中濃度が低下したと報告されています。
<ワルファリン>
血栓の形成を防ぐ働きがあり、心筋梗塞症や肺塞栓症などの治療に用いられます。アジスロマイシンとの併用時には、特定条件下での血液凝固時間を計るプロトロンビン時間という検査値が上昇することがあります。
<シクロスポリン>
臓器移植した際の拒絶反応の抑制および自己免疫疾患に用いられます。アジスロマイシンによる、シクロスポリンの最高血中濃度の上昇および血中濃度半減期の延長が報告されています。
<メシル酸ネルフィナビル>
エイズ治療薬のメシル酸ネルフィナビルとアジスロマイシン1200mgを服用した場合、アジスロマイシンの平均最高血中濃度が上昇しました。同時に血中濃度の推移を示す濃度・時間曲線下面積(AUC)の増加もみられました。
<ジゴキシン>
心不全など心臓が弱っている際に使われます。アジスロマイシンとジゴキシンの併用は、ジゴキシン中毒の発現リスクを高めるとされています。
<他のマクロライド系薬剤>
テオフィリン、ミダゾラム、トリアゾラム、カルバマゼピン、フェニトインなど。
アジスロマイシンと同じマクロライド系薬剤のテオフィリンやカルバマゼピンなどと併用すると、血中濃度が増加して効き目が必要以上に強くなってしまうことがあります。
アジスロマイシンと関連する成分
クラリスロマイシン
タンパク質の合成を妨害して細菌の繁殖を抑えるニューマクロライド系の抗生物質です。クラミジアや呼吸器・泌尿器などの細菌感染症に効力を示します。
レボフロキサシン
細菌感染症に有効なニューキノロン系の合成抗菌薬です。さまざまな細菌・ウイルスの感染症に有効で、クラミジアや副鼻腔炎、肺炎、胃腸炎、結核など幅広い治療に用いられます。
アジスロマイシンと関連する商品カテゴリー
クラミジア治療薬
1回服用するだけで、性器にみられる不快なクラミジアの症状を治療するジスロマックなどのマクロライド系の抗生物質を取り扱っています。治療にかかる費用を大幅に軽減できるジェネリックもあります。
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