フラジールの飲み方「服用期間とお酒との飲み合わせ」について
- フラジールの注意事項
- <使用禁忌>
下記に該当する方は使用しないでください。
メトロニダゾールに過敏症がある - <使用注意>
下記に該当する方は使用前に医師に相談してください。
脳・脊髄に器質的疾患、脳腫瘍、血液疾患、肝機能障害、妊娠中、授乳中 - <併用注意薬>
下記の薬品を服用中の方は使用前に医師に相談してください。
アルコール、リトナビル含有製剤、ジスルフィラム、ワルファリン、リチウム
フラジールとの飲み合わせに注意が必要な薬には、抗がん剤や抗HIV薬、抗酒癖剤などが含まれます。
市販されている風邪薬や痛み止め、低用量ピルなどとの併用上の問題は指摘されていません。
トリコモナス治療における飲み方
下記の用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
1回の用量 | 200mg錠の場合 … 1錠と1/4錠 500mg錠の場合 … 1/2錠 (メトロニダゾールとして250mg) |
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1日の服用回数 | 2回 |
服用する期間 | 10日間 |
1回の用量 | 200mg錠の場合 … 1錠と1/4錠 500mg錠の場合 … 1/2錠 (メトロニダゾールとして250mg) |
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1日の服用回数 | 4回 |
服用する期間 | 10〜14日間 |
1回の用量 | 200mg錠の場合 … 1錠と1/4錠 500mg錠の場合 … 1/2錠 (メトロニダゾールとして250mg) |
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1日の服用回数 | 3回 |
服用する期間 | 5〜7日間 |
1回の用量 | 200mg錠の場合 … 2錠と1/2錠 500mg錠の場合 … 1錠 (メトロニダゾールとして500mg) |
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1日の服用回数 | 2回 |
服用する期間 | 7日間 |
1回の用量 | 200mg錠の場合 … 2錠と1/2錠 500mg錠の場合 … 1錠 (メトロニダゾールとして500mg) |
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1日の服用回数 | 3回 |
服用する期間 | 10日間 |
1回の用量 | 200mg錠の場合 … 2錠と1/2錠 500mg錠の場合 … 1錠 (メトロニダゾールとして500mg) |
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1日の服用回数 | 3〜4回 |
疾患に適した用量で服用します。
フラジールでは1日に服用する用量が疾患ごとに異なります。上記の表でご自身の疾患と1日の服用回数、1回に飲む用量など飲み方を確認してください。必要に応じて錠剤をカットして、適切な用量に調整します。
用量の調節が比較的簡単で使いやすいのは、フラジール500mg錠です。疾患に合わせて1錠もしくは半分に割って服用してください。
服用回数が2回であれば朝と夜、3回であれば朝・昼・夜、4回であれば4〜6時間間隔で服用します。できるだけ等間隔を空けるよう意識して、毎日決まった時間に飲むようにしましょう。
食前食後を問いませんが、食事の時間に合わせて飲む習慣をつけると、飲み忘れを防ぐことができます。
服用期間は疾患ごとに異なります。
治療に必要な服用期間は疾患ごとに異なりますので、上記の表を参考にしてください。感染性腸炎とランブル鞭毛虫感染症、嫌気性菌感染症の治療では、患者の状況によってフラジールの服用期間に幅がありますので、医師の指示に従ってください。
お酒との飲み合わせについて
フラジールとアルコールの飲み合わせは厳禁です。
フラジールの服用期間中に飲酒をした場合、強い腹痛や吐き気、頭痛、心臓がドキドキする、顔が赤くなるなどの症状が発現する可能性があります。
お酒だけでなく、アルコールを含む医薬品(エリキシル剤など)や食品(奈良漬など)との組み合わせにも注意してください。
フラジールはアルデヒド脱水素酵素を阻害します。アルデヒド脱水素酵素とは、お酒を飲んだ際に発生する有害物質アセトアルデヒドを分解する酵素のことです。アルデヒド脱水素酵素が阻害されることで、血中のアセトアルデヒド濃度が高くなり、二日酔いに似た症状が現れます。
いつから飲酒を再開できるのか
フラジールの服用期間が終わり、症状の完治が確認できた後であれば飲酒をしても大丈夫です。症状がまだ完全に治まっていない場合、服用期間の延長の必要が生じることがあります。
飲酒は確実に完治したことを確認してからにしましょう。血中に薬が残っている可能性がありますので、少なくとも最後の服用から24時間以上の間隔を空けるようにしてください。