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フラジールの副作用「下痢、カンジダの悪化、舌の異常」について

フラジールの主な副作用

フラジールは決して副作用の出やすい薬ではありません。トリコモナス症の第一選択薬として日本でも長く使われている使用経験に優れた薬ですが、副作用として以下の症状が確認されています。

<主な副作用>
食欲不振、胃の不快感、吐き気、下痢、腹痛、発疹など。

下痢や食欲不振などの副作用が確認されています。

フラジールの副作用の発現頻度は、日本での販売前に行われた臨床試験によって確認されています。
トリコモナス症の患者968例に対してフラジールによる治療を行った結果、副作用が発現したのは304例(31.4%)でした。

副作用として発現が確認された症状の内訳は、以下になります。

副作用の症状 発現数 発現率
舌苔 75例 7.7%
食欲不振 73例 7.5%
胃腸障害 32例 3.3%
悪心・嘔気 31例 3.2%
胃部不快感 23例 2.4%
軟便・下痢 19例 2.0%

副作用の中でも目立って多く報告されたのが、食欲不振や下痢、吐き気、胃痛など消化器系に見られる症状です。軽い症状で済むことがほとんどですが、該当する症状が見られる場合には早めに医師に相談して治療の継続の可否を問うようにしてください。
特に血便や頻回の下痢、腹痛が長引く場合には、重い副作用である出血性大腸炎を発症している可能性があります。ただちに服用を中止して医療機関を受診してください。

舌に見られる異常の症状

フラジールの副作用として、舌苔(ぜったい)が報告されています。舌苔とは、舌の上に苔状のものが付着して白っぽくなる症状です。フラジールの抗菌作用が影響することで、口内の清潔を保つ常在菌のバランスが崩れることで生じていると考えられます。特に健康に害があるわけではありません。歯ブラシなどで日常的なケアを続けることで改善されます。

発疹などのアレルギー症状

フラジールの副作用として、発疹やかゆみなどのアレルギー症状が報告されています。服薬後すぐに現れることもあれば、飲み始めてから数日後に発現することもあります。
アレルギーがある方では、フラジールの使用が禁忌とされています。服薬後に発疹や全身のかゆみなどが現れた場合には、フラジールの使用を中止して医師に相談してください。

まれに起こるフラジールの副作用

フラジールの重い副作用として、以下が報告されています。確認された症例数はごく少数であり、頻度はごくまれです。もし発現した場合には重症化する恐れがありますので、以下の症状に該当する場合は医師の診察を受けてください。

<まれに起こる副作用>
中枢神経障害、末梢神経障害、無菌性髄膜炎、中毒性表皮壊死融解症、急性膵炎、白血球減少、好中球減少、出血性大腸炎、肝機能障害など。

中でも中枢神経障害と末梢神経障害は、10日間を超えてフラジールを服用した際や、1日つき1500mgを超える高用量を摂取した際に出やすくなるとの注意喚起がされています。
トリコモナス症や細菌性膣症などの治療では、通常、このような高用量を服用することはありません。
アメーバ赤痢と嫌気性菌感染症の治療においては1500mg/1日以上の服用が必要であり、感染性腸炎の治療においては10日間以上の服用が必要になることがあります。これらの疾患にフラジールを用いる際には、重い副作用の初期症状に注意してください。

めまいや意識障害、痙攣、ろれつが回らない、幻覚などの症状が見られたら中枢神経障害の疑いがあります。
手足のしびれや灼熱感、感覚が鈍くなるなどの症状が見られたら末梢神経障害の疑いがあります。

フラジールを使うとカンジダになるのか

決して高い頻度ではありませんが、フラジールの副作用としてカンジダ症の発現が報告されています。カンジダ症になると酒粕状のおりものや、陰部の強い痒みなどの症状が見られます。抗生物質を服用した際にカンジダになりやすいという方は、特に注意が必要です。

カンジダ症が起きる原因は、フラジールの抗菌作用に伴う菌交代現象だと考えられています。菌交代現象とは、常在菌の減少などにより普段は少数しか存在しなかった菌が異常な増殖を起こす現象のことです。フラジールが膣内の常在菌を抑制することで、真菌の繁殖が助長されてカンジダ症の発現や悪化に至ることがあります。

カンジダ症を併発した場合には、クロトリマゾールなどの抗真菌薬を使った治療が必要となります。クロトリマゾールはフラジールと同時に使うことが可能です。

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