ホンマでっかでワキガを治す方法が話題に?真相と正しいワキガ対策を解説!
- 公開日
- 2026年04月16日
- 更新日
「ホンマでっか!?TVでワキガを治す画期的な方法が紹介されたらしい」——そんな噂を耳にして、期待を胸に検索した方も多いのではないでしょうか。
人に相談しづらいデリケートな悩みだからこそ、テレビの情報には期待してしまいますよね。
しかし結論から言うと、番組で紹介されたのは「ワキガを治す方法」ではなく、特定の食材を使った「汗とニオイの軽減対策」でした。
もちろん、食材や生活習慣の見直しはニオイ対策のベースとして非常に重要です。しかし、それだけでワキガを「完全に治す(ゼロにする)」ことはできません。
この記事では、番組で実際に紹介された内容を正確にお伝えしたうえで、「食材でワキガは本当に治るのか?」という疑問に正直に答えながら、セルフケアから医療機関での治療まで、ニオイの深刻さに合わせたレベル別の対策を解説します。
「番組の情報だけでは物足りない」「本当に効く方法を知りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
「ホンマでっかでワキガの治し方が紹介された」は本当?

結論から言うと、「ホンマでっか!?TV」でワキガを治す方法が直接紹介されたわけではありません。
実際に放送されたのは、ワキガに特化した内容ではなく「汗とニオイに関する特集」でした。番組内では、専門家によって「汗のニオイを軽減するための対策」としていくつかの食材の活用法が紹介されました。
しかし、その情報がネット上で拡散されるうちに、「ニオイ対策の食材」=「ワキガが治る」と誇張され、誤った形で広まってしまったというのが実際の経緯です。
とはいえ、番組で紹介された内容は「体臭ケア・ニオイ対策」の観点からは非常に参考になるものでした。
次の章では、番組で実際に取り上げられた「ニオイを軽減する2つの食材」が、どのようなメカニズムで体臭にアプローチするのかを詳しく解説します。
番組で実際に紹介された2つの食材
番組の「汗とニオイ特集」の中で、体臭ケアに役立つとして紹介されたのは主に以下の2つの食材でした。
それぞれがニオイの軽減にどう役立つのか、そのメカニズムを詳しく解説します。
1.紅鮭の「アスタキサンチン」

紅鮭が体臭を抑えると言われる理由は、身に豊富に含まれる「アスタキサンチン」という成分にあります。
サケやエビなどに含まれる赤色の天然色素です。体内の活性酸素を除去する力がビタミンEの約1000倍とも言われており、非常に強力な抗酸化作用を持っています。
ワキガや体臭が強くなる原因の一つに、分泌された汗や皮脂が空気に触れて「酸化」することが挙げられます。アスタキサンチンを摂取すると、この酸化ストレスを抑制する働きが期待できます。
皮脂の酸化(過酸化脂質の生成)が抑えられることで、結果として特有の不快なニオイの発生を元から減らすことにつながるというメカニズムです。
数ある魚の中でも、特に身が赤い「紅鮭」はアスタキサンチンの含有量がトップクラスに多いとされています。毎日の食生活に上手に取り入れることで、身体の内側からニオイにくい体質づくりをサポートしてくれます。
2.リンゴ酢の「クエン酸」

リンゴ酢に含まれる「クエン酸」には、汗に含まれるアンモニアなどのニオイ成分を中和して体臭を軽減する働きが期待できます。
汗の強いニオイの原因となる物質の一つがアンモニアです。
アンモニアは「アルカリ性」の性質を持っているため、「酸性」であるクエン酸を摂取することで化学的に中和され、無臭化しやすくなるのです。
また、クエン酸には雑菌の繁殖を抑える抗菌作用もあるため、皮膚の常在菌が汗を分解してニオイを発生させるのを未然に防ぐ働きもあります。
さらに、クエン酸は体内の代謝を活性化させ、疲労物質の蓄積を防ぐことで、体内から発生するツンとした汗のニオイ(疲労臭)の予防にも役立ちます。
フルーティーで飲みやすいリンゴ酢は、手軽においしく続けられるニオイケアとしておすすめです。
食材でワキガは「治る」のか?

結論から言うと、食材だけでワキガを根本的に治すことはできません。
ワキガ特有のニオイは、「アポクリン汗腺」から分泌される汗が原因です。このアポクリン汗腺の量や大きさは遺伝などの体質によって生まれつき決まっており、食事で変えることはできません。紅鮭のアスタキサンチンやリンゴ酢のクエン酸はあくまで、分泌された汗のニオイを一時的に和らげるサポート役に過ぎないのです。
ただし、脂っこい食事やストレス、睡眠不足といった悪い生活習慣がアポクリン汗腺を刺激し、ニオイをさらに悪化させることは事実です。食事や生活習慣の見直しは「ワキガを治す」ためではなく、「ニオイをこれ以上悪化させないためのベース作り」として重要です。
そのベースを整えたうえで、本格的にワキガを改善するにはどうすればいいのか。次の章からレベル別に解説します。
ワキガを本格的に改善したい場合の選択肢

ワキガのニオイを本格的に抑え、悩みを解消するためのアプローチは、大きく分けて3つのレベル(段階)があります。
ご自身のニオイの強さや、ライフスタイル、かけられる予算に合わせて、最適な方法を選んでいくことが大切です。全体像を以下の表にまとめました。
| レベル | 対策の内容 | こんな方におすすめ |
|---|---|---|
| レベル① | 日常のセルフケア+市販デオドラント (清潔を保つ習慣、NG習慣の改善、ドラッグストアの制汗剤) |
・まずは手軽に対策を始めたい ・軽度のニオイが気になっている |
| レベル② | 塩化アルミニウム系の強力な制汗剤 (医療現場でも推奨される、汗そのものを止める成分) |
・市販のデオドラントでは効果が薄い ・ニオイだけでなく汗の量も抑えたい |
| レベル③ | 医療機関での本格的な治療・手術 (ボトックス注射、ミラドライ、汗腺除去手術など) |
・ワキガの悩みを根本的に解決したい ・専門の医師(プロ)の手に任せたい |
まずは「レベル①」の基本でニオイのベースを抑えつつ、それでも十分な効果が得られない場合や、より確実な解決を求める場合は「レベル②」「レベル③」へとステップアップしていくのがおすすめの流れです。
それぞれの具体的な実践方法や特徴について、順番に詳しく見ていきましょう。
レベル①|日常のセルフケアと市販デオドラント

ワキガ対策の第一歩は、ニオイの原因となる「汗」と「常在菌の繁殖」を抑えるためのベース作りです。
高額な治療や強力なアイテムに頼る前に、まずは日常的にできる以下のセルフケアと、ドラッグストアで手に入る市販のデオドラント剤を組み合わせてみましょう。
こまめに汗を拭く
汗をかいたまま放置すると、皮膚の常在菌が汗に含まれる成分を分解し、ニオイがどんどん強くなっていきます。
汗をかいたらできるだけ早く拭き取ることが基本中の基本です。
拭く際は、乾いたタオルよりも濡れタオルやデオドラントシートを使うのがおすすめです。
乾いたタオルでは汗の水分だけが拭き取られ、ニオイの原因となる成分が肌に残ってしまいます。外出時にはデオドラントシートを携帯しておくと安心です。
わき毛を処理する
わき毛が生えていると、汗や皮脂が毛に絡まって溜まりやすくなり、常在菌が繁殖しやすい(=ニオイが発生しやすい)環境を作ってしまいます。
わき毛を処理することで蒸れが軽減されるだけでなく、この後紹介するデオドラント剤も肌に直接密着しやすくなるため、ニオイ対策の効果が格段に高まります。
入浴時に正しく洗う
ニオイが気になるからといって、ワキをゴシゴシと強くこすって洗うのは絶対にNGです。
強い摩擦で洗うと、肌を健康に保つための「善玉菌」まで洗い流してしまい、かえってニオイの原因となる悪玉菌が繁殖しやすくなります。
さらに、肌が乾燥して皮脂の過剰分泌を招く原因にもなります。
正しい洗い方は、よく泡立てたボディソープや石鹸を使い、手のひらで優しく撫でるように洗うことです。洗い終わった後は、石鹸カス(菌のエサになります)が残らないようしっかりすすぎましょう。
通気性のいい衣類を選ぶ
ワキが蒸れるとニオイが強くなるため、直接肌に触れるインナーなどの衣類選びも重要です。
綿や麻など、通気性・吸湿性に優れた天然素材を選ぶことで、汗による蒸れを軽減できます。
逆に、ポリエステル100%などの化学繊維は汗を吸収しにくく蒸れやすいため、ワキガ体質の方は避けた方が無難です。
汗ジミや衣類へのニオイ移りが気になる方は、ワキ汗パッドの活用もおすすめです。
ニオイを悪化させる食事や生活習慣(睡眠・ストレス)を避ける
さきほど「食べ物でワキガは治らない」とお伝えしましたが、「ニオイをさらに悪化させてしまうNG行動」を避けることは、セルフケアの超重要ポイントです。
- 脂っこい食事(肉類・揚げ物など):
動物性脂肪を多く摂ると、アポクリン汗腺から出る汗に脂質やタンパク質が多く含まれるようになり、ニオイが強烈になります。 - 睡眠不足・過度なストレス:
自律神経の「交感神経」が優位になり、緊張状態が続いて発汗量が増えてしまいます。
肉類中心の生活を避け、お風呂にゆっくり浸かってしっかり睡眠をとる。これだけでも、ニオイの強さは和らぎます。
市販のデオドラント剤を活用する
体を清潔な状態に整えたら、仕上げに市販の制汗・デオドラント剤を活用してニオイをブロックしましょう。
ワキガ対策のアイテムを選ぶ際は、以下の有効成分が含まれているかがポイントになります。
- 焼ミョウバン:毛穴を引き締めて汗を抑え、抗菌作用でニオイを防ぐ(例:デオナチュレ 薬用ソフトストーンW など)
- 殺菌成分(イソプロピルメチルフェノール等):ニオイを発生させる原因菌を元から殺菌する(例:メンソレータム リフレア など)
スプレータイプよりも、肌に直接塗り込める「スティックタイプ」や「クリームタイプ」の方が、成分が密着しやすく持続力も高いためおすすめです。
朝の外出前や、お風呂上がりの清潔なワキにサッと塗る習慣をつけましょう。
レベル②|塩化アルミニウム系の強力な制汗剤

レベル①の市販品を試したものの、効果が物足りなかった方にとって、次の選択肢となるのが「塩化アルミニウム」を有効成分とする制汗剤です。
一般的なデオドラント剤が「殺菌」や「消臭」を目的とするのに対し、塩化アルミニウム系は汗腺の深部に角栓を形成して物理的にフタをし、発汗そのものを止めるという根本的に異なるアプローチで働きます。
この塩化アルミニウム系制汗剤には、国内の医薬部外品と海外製品の2種類があります。両者の最大の違いは濃度です。国内品は安全基準により上限が13%に定められており、市販されている製品も実質的に13%のものがほとんどです。一方、海外製品は規制を受けないため症状や肌質に合わせて濃度を自由に選べます。
国内の医薬部外品|ドラッグストアで手軽に試せる
国内でも医薬部外品として複数の製品が販売されており、一部のドラッグストアや通販で手軽に入手できるのがメリットです。
- オドレミン(日邦薬品工業)
- アセニフタ(アラクス)
- TIASデオモイスト(Field & Device Co.)
- オドレミスト(中島薬局)
ただし、国内販売の医薬部外品は日本の安全基準により塩化アルミニウムの配合濃度の上限が13%に定められており、市販されている製品も実質的に13%のものがほとんどです。
重度の方にとっては効果が物足りない場合がある一方、13%という濃度でも肌への刺激が強く出ることがあり、敏感肌の方は特に注意が必要です。濃度を自分で調整できないのが、国内製品の最大のネックといえます。
海外製品|濃度を自分で選べる「パースピレックス」が主流
一方、海外製品は様々な濃度の商品が販売されており、自分の症状や肌質に合わせて最適なものを選べる点が最大のメリットです。
その中でも世界的に最も知名度が高く、日本の皮膚科クリニックでも採用されているのが「パースピレックス」です。症状や肌質に応じて、以下の3つのラインナップから選ぶことができます。
| ラインナップ | 特徴 | おすすめの方 |
|---|---|---|
| コンフォート | 低濃度・低刺激の保護成分配合 | 敏感肌の方・初めて試す方・国内品で肌荒れした方 |
| オリジナル | スタンダードな処方 | まず標準的なタイプを試してみたい方 |
| ストロング | 高濃度・強力処方 | 特に汗の量が多く、効果を最優先したい方 |
中でも、塩化アルミニウムを含む制汗剤が初めての方におすすめなのが「コンフォート」です。
国内の医薬部外品(13%)で肌荒れを経験した方でも、パースピレックスのコンフォートなら「低刺激処方かつ確かな制汗力」で、無理なくケアを継続できます。
レベル③|医療機関での本格的な治療・手術

塩化アルミニウム系の制汗剤を試しても満足できない場合や、ワキガを根本から解決したいという方には、美容皮膚科・形成外科などの医療機関での治療が選択肢になります。
医療機関での治療は、一時的なニオイの軽減にとどまらず、ワキガの原因である「アポクリン汗腺」そのものに直接アプローチすることができます。
ただし、いずれの治療法も費用が高額になるケースが多く、身体への負担やダウンタイムも伴います。メリットとデメリットをしっかり理解したうえで検討しましょう。
代表的な治療法は以下の3つです。
| 治療法 | 費用の目安(両ワキ) | ダウンタイム | 効果の持続 |
|---|---|---|---|
| ボトックス注射 | 【保険】約2〜2.5万円 【自費】3〜15万円 |
ほぼなし | 4〜6ヶ月 |
| ミラドライ | 20〜50万円 ※自費診療のみ |
数日〜1週間 | 長期的 |
| 汗腺除去手術 (剪除法など) |
【保険】4〜6万円 【自費】20〜40万円 |
2〜4週間 | 半永久的 |
それぞれの治療内容について詳しく見ていきましょう。
ボトックス注射
「ボツリヌストキシン」という成分をワキに注射して、汗腺の働きを一時的に抑える治療法です。
メスを使わないため傷跡が残らず、施術時間も5〜10分程度と短いのが特徴です。重度の原発性腋窩多汗症(大量のわき汗が出る症状)と診断された場合は保険適用となり、3割負担で約2万〜2.5万円程度で施術が可能です。ただし、美容目的やワキガ単独の治療の場合は自費となり、3〜15万円程度が相場となります。
根本的な治療ではないものの、まず手軽に医療的なアプローチを試してみたい方に向いています。
ミラドライ
ミラドライは、マイクロ波を皮膚の上から照射してアポクリン汗腺やエクリン汗腺を破壊する治療法です。メスを使わないため傷跡が残らず、ダウンタイムも短いのが大きなメリットです。破壊された汗腺は再生しないため、一度の施術で長期的な効果が期待できます。
ただし、保険適用外の治療であるため費用が高額になる点がデメリットです。
また、施術の効果は医師の技術力に左右される部分が大きく、症状によっては2回目の治療が必要になるケースもあります。
汗腺除去手術(剪除法など)
汗腺除去手術は、ワキの下を切開し、医師が目視でアポクリン汗腺を直接ハサミ等で切り取る治療法です(「剪除法(せんじょほう)」などと呼ばれます)。
ワキガの原因を根本から取り除くため、すべての治療法のなかで最も高い効果が期待でき、再発率も低いのが大きなメリットです。
一方で、切開を伴うため傷跡が残る可能性があること、術後に2〜4週間の安静期間が必要なことがデメリットです。
手術は片ワキずつ行うケースが多く、両ワキの治療には2回の手術と、それぞれの回復期間が必要になります。
この手術は、医師の診察によって「日常生活や対人関係に著しい支障をきたす重度のワキガ(腋臭症)」と診断された場合のみ、保険が適用されます。一方で、ニオイが軽度〜中等度と診断された場合や、美容目的での治療は全額自費診療となり、20〜40万円程度の高額な費用がかかる点には注意が必要です。
正しい知識と自分に合った方法でワキガの悩みを解消しよう

ネット上で話題になった「ホンマでっか!?TVで紹介されたワキガの治し方」は、実際にはワキガの根本治療ではなく、鮭やリンゴ酢を使った「ニオイの軽減対策」でした。
食材を変えるだけでワキガが治る魔法はありませんが、生活習慣を整えてニオイの悪化を防ぐセルフケアは、すべての対策の重要なベースになります。
そのうえで、本格的に悩みを解決するためには、症状に合わせたステップアップが必要です。
- レベル①:まずは清潔な環境と「市販のデオドラント剤」でケアする
- レベル②:効果がなければ「塩化アルミニウム系の強力な制汗剤」を使う
- レベル③:それでもダメなら「医療機関での治療・手術」を検討する
「市販の制汗剤ではニオイが抑えきれないけれど、いきなり手術をするのは高額だしダウンタイムも怖くて踏み切れない……」
そんな方に最もおすすめなのが、医療現場でも採用されているレベル②の「パースピレックス」です。
特に、日本人の繊細なワキに合わせて作られた「コンフォート(敏感肌用)」なら、かゆみや肌荒れのリスクを極限まで抑えつつ、1回の塗布で数日間ピタッと汗とニオイをブロックしてくれます。
