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鮫肌の原因とケア-肌のザラザラを治す薬用クリーム5選

公開日
2022年09月30日
更新日

「二の腕やお尻の一部がブツブツしている」
「触るとザラザラしていて気になる」
「常に鳥肌が立っているみたいに見える」

これらは俗に、鮫(サメ)肌と呼ばれる状態です。鮫肌はザラつきによる感触の異変だけでなく、見た目にも影響を及ぼします。二の腕や背中が鮫肌になっていると、夏場であっても肌の露出に抵抗を感じてしまうという方も多いのではないでしょうか?
また顔の皮膚がザラつくと、化粧ノリが悪くなるといった弊害が生じることもあります。

このページでは、鮫肌の原因や症状、肌のザラつきをおこす皮膚病について詳しく解説します。併せて、鮫肌をケアする方法や、通販で買える医療用のクリームも紹介しています。実際に皮膚科などで処方されているクリームを5つピックアップしているので、鮫肌を治したい方はぜひ参考にしてみてください。

鮫(サメ)肌とは?

鮫肌とは、肌が乾燥してザラザラになったり、角質が過剰に蓄積してブツブツとしたものがあらわれたりする皮膚の状態を指します。まさに鮫の皮のような手触りになるため、鮫肌と呼ばれています。鮫肌は正式な病名ではなく、あくまで皮膚の状態を指す通称です。

鮫肌の画像

毛穴の一つ一つがプツプツと盛り上がっており、寒くもないのに常に鳥肌が立っているかのように見えるのが特徴です。痛みやかゆみといった症状は感じない場合も多いです。

鮫肌になりやすい部位としては、二の腕や肩、背中、お尻、太もも、目の下などが挙げられます。中でも多いのが二の腕であり、その場合は毛孔性苔癬という遺伝性の疾患である可能性が高いです。

疾患でなくても、肌の乾燥によるターンオーバーの乱れなどの影響によって鮫肌が生じることもあります。鮫肌を改善するには、まず原因を知り、適切なケアを模索していくことが大切です。

肌がザラザラする原因はターンオーバーの乱れ

鮫肌を引き起こすきっかけになるのは、肌のターンオーバーの乱れです。

ターンオーバーとは、新しい皮膚が生まれて古い皮膚が剥がれ落ちていく、肌の代謝サイクルのことです。肌の奥にある基底層で作られた新しい皮膚細胞は、表面へと押し上げられていき、最終的に角質になって剥がれ落ちていきます。こうしたターンオーバーは、通常28~45日間ほどの周期で繰り返されます。

このターンオーバーが乱れると、古い皮膚と新しい皮膚の入れ替わりがスムーズに行われなくなります。具体的には、まだ成長しきっていない皮膚細胞が肌の表面に出たり、古い角質が排出されず肌に留まり続けたりといった弊害がおきるのです。結果的に角質層が厚くなって肌が硬くなるため、ゴワつきやザラつきがおきる原因になります。

また古い角質が皮脂と共に毛穴にたまることで、角栓ができます。角栓の先端が毛穴から突き出すことで、肌の表面がザラザラとした手触りになってしまうのです。

ターンオーバーを乱すのは乾燥や不規則な生活習慣

肌のターンオーバーが乱れる原因としては、以下が挙げられます。

  • 肌の乾燥
  • 睡眠不足
  • 栄養不足
  • 過度な飲酒
  • 喫煙
  • ストレス

特に気を付けたいのが乾燥です。肌が乾燥すると、皮膚の内部を乾燥から守るためにターンオーバーの速度が速まります。するとターンオーバーの周期が乱れ、未成熟な皮膚細胞が肌の表面に押し出されたり古い角質が肌に留まり続けたりしてしまいます。

また不規則な生活習慣もターンオーバーを乱す原因です。睡眠不足や栄養不足、飲酒や喫煙、過度なストレスなどの状態が続くと、成長ホルモンの分泌が妨げられたり自律神経が乱れたりします。こうしたことがきっかけで、正常だったターンオーバーが次第に乱れていってしまうのです。

生まれつきの発症も!皮膚病によっておきる鮫肌

皮膚病の発症に伴って肌にザラつきが生じている場合もあります。鮫肌と呼ばれる状態に近い症状がみられる皮膚病としては、以下の3つが挙げられます。

  • 毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)
  • 魚鱗癬(ぎょりんせん)
  • 皮脂欠乏症(ひしけつぼうしょう)

中でも毛孔性苔癬と魚鱗癬は、遺伝性の疾患です。これといった外的な要因が無かったとしても、生まれつきの体質によって発症することが多いです。

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)

疾患の特徴
  • 二の腕、背中、太ももに出やすい
  • 1~3mmの小さい発疹が出現する
  • 痛みやかゆみは無い場合がほとんど
  • 10代の30~40%が発症する

一般的に鮫肌と呼ばれる状態に、もっとも近いのが毛孔性苔癬です。

毛孔性苔癬とは、二の腕や背中、太ももなどの部位に小さな発疹がたくさんあらわれる皮膚疾患です。皮膚の毛穴に角化した発疹が起きることで毛穴が大きく盛り上がり、ブツブツ、ザラザラとした手触りになります。

発疹のサイズはおよそ1mmから3mm程度で非常に小さく、色は茶褐色または薄い赤色です。かゆみや痛みはないことがほとんどですが、まれに赤みを帯びた発疹が生じ、強いかゆみを伴うケースもあります。

幼児期から思春期にかけての時期に高頻度で見られる疾患であり、10代の30%から40%が発症します。その後年齢を重ね、30代以降になると自然と消失することが多いです。

尿素やトレチノインなどが配合された医療用のクリームを用いることで、症状を改善して目立ちにくくできます。

魚鱗癬(ぎょりんせん)

疾患の特徴
  • 全身の皮膚に現れることが多い
  • 皮膚がウロコ状にひび割れてポロポロと剥がれる
  • 出生時から生じるケースもある

魚鱗癬とは、全身の皮膚が赤みを帯びて硬くなり、魚のウロコ状になる皮膚疾患です。先天的に発症している遺伝性が基本ですが、薬や病気の影響によって後天的に発症する場合もあります。

魚鱗癬の病態は、症状が比較的軽度なものから、重症なものまで様々です。重症例では、水ぶくれやただれが生じたり、唇やまぶたがめくれたり、といった症状が現れることもあります。

魚鱗癬の中でも特に重症なのが道化師様魚鱗癬(どうけしようぎょりんせん)です。道化師様魚鱗癬を発症すると全身が厚く硬い鱗屑で覆われます。
いずれの魚鱗癬も完治することはなく、症状は永続的に持続します。

皮脂欠乏症(ひしけつぼうしょう)

疾患の特徴
  • すねなどの乾燥しやすい部位に出やすい
  • 水仕事などによって手指に生じることも多い
  • 皮膚のカサつきや粉吹き、かゆみなどの症状が見られる

皮脂欠乏症とは、皮膚の表面にある皮脂が減少することで乾燥が生じる皮膚疾患です。手をよく使う仕事をしている人や皮脂の分泌が低下している高齢者、アトピー性皮膚炎の患者によく見られます。

皮脂が減少すると角層から水分が失われ、極度の乾燥を招きます。乾燥を放置するとやがて白い粉がふくようになり、皮膚の知覚神経が過敏になってかゆみを感じるようになります。

症状が悪化すると強いかゆみを伴う湿疹が生じます。これを皮脂欠乏性湿疹と呼びます。湿疹にまで至ると夜も眠れないほどの激しいかゆみを伴うため、皮膚が乾燥してきた段階で早めの対策を取ることが大切です。

皮脂欠乏症(乾皮症)について詳しくはこちら

鮫肌をケアする5つの方法

乾燥や不規則な生活習慣が原因で鮫肌が生じている場合には、適切なケアを行うことで改善が見込めます。鮫肌のケアに役立つ方法としては、以下の5つが挙げられます。

  1. 入浴後は保湿を重視したスキンケアを行う
  2. 室内の湿度を保つ
  3. 適切な方法で洗顔する
  4. 肌のターンオーバーを促す栄養を摂取する
  5. 通年で紫外線対策を行う

以下、それぞれのケアについて詳しく紹介します。

1.入浴後は保湿を重視したスキンケアを行う

乾燥によるターンオーバーの乱れを防ぐためにも、入浴後は丁寧に保湿を行いましょう。

保湿を行うと、肌がふっくらと柔らかくなります。すると肌に留まり続けていた古い角質もふやけて剥がれ落ちやすくなるため、鮫肌の改善に効果的です。

保湿に使用する化粧水は、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンなどの保湿成分が配合されているアイテムを選ぶとよいでしょう。これらの保湿成分は潤いだけでなく、肌の柔軟性にも大きく関わっています。硬くごわついた肌を柔らかくするのに最適です。

化粧水で肌を保湿したら、その後すぐにクリームや乳液を上から重ねて塗ってください。こうすることでクリームや乳液がフタの役割を果たしてくれるため、肌の水分の蒸発を防いでくれます。何度も塗るのが面倒な場合は、オールインワンのスキンケア用品を使うのがおすすめです。

2.室内の湿度を保つ

乾燥対策は、入浴後だけ行えばよいというわけではありません。肌の水分の蒸発を防ぐためにも、日頃から乾燥には注意しましょう。

部屋の湿度を保つのも、乾燥対策に効果的です。冬はもちろん、夏もエアコンの使用によって室内から湿度が失われがちです。室内の湿度は40%から60%に保つのが理想的であるため、この数値を基準に湿度をコントロールしてみましょう。

部屋の湿度を上げるためには、加湿器の使用が効果的です。加湿器は室内の中心に置くと蒸気がバランスよく広がります。

加湿器がない場合は、部屋に濡れタオルを干したり、お湯を張った器を部屋に置いたりしましょう。これだけでもタオルやお湯から徐々に水分が蒸発されるため、部屋の湿度を上げることが可能です。

3.適切な方法で洗顔する

顔の皮膚が鮫肌になってしまっている場合は、洗顔方法を見直すことが大切です。

洗顔料は、保湿成分配合の肌に優しい製品を選びましょう。スクラブやピーリング石鹸はかえって肌を乾燥させることになるので、避けてください。

洗顔を行う際には、よく泡立てて、手のひらではなく泡で肌を覆うことを意識してください。手のひらによる摩擦を避けることで、肌を労わることができます。

洗顔が終わったら、ぬるま湯でさっと泡を洗い流しましょう。この時、前髪の生え際やあごの下などに泡が残ってしまうと、それが原因でまた肌荒れが起こってしまいます。洗い残しのないよう、丁寧にすすいでください。

顔を拭く時は清潔なタオルで、ゴシゴシ擦るのではなくあくまで優しく拭きます。タオルで強く肌を擦ると、角質層が剥がれて赤みやかゆみの原因になります。タオルでソフトに肌をおさえつつ水分を拭き取りましょう。

4.肌のターンオーバーを促す栄養を摂取する

食生活の改善も、鮫肌のケアとして効果的です。肌のターンオーバーを促す栄養素を積極的に摂取することで、ターンオーバーが正常化し、鮫肌が改善することがあります。

肌のターンオーバーを促す栄養素として、タンパク質やビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、亜鉛、食物繊維などが挙げられます。以下に、それぞれの栄養素が特に多く含まれている食材を表にまとめました。

栄養素 多く含まれる食材
タンパク質 鶏ささみ、牛もも肉、いくら、卵黄、きな粉、納豆、パルメザンチーズ
ビタミンA ニンジン、かぼちゃ、レバー、うなぎの蒲焼き、バター、しその葉、モロヘイヤ
ビタミンB2 アーモンド、ブロッコリー、アボカド、牛乳、味付け海苔、魚肉ソーセージ、鶏卵
ビタミンB6 マグロ、レバー、カツオ、鶏むね肉、鮭、ニンニク、ピスタチオ
ビタミンC 赤ピーマン、黄ピーマン、菜の花、キャベツ、キウイフルーツ、イチゴ、レモン
亜鉛 生牡蠣、煮干し、たらこ、ホタテ、枝豆、油揚げ、ゴボウ
食物繊維 ライ麦粉、オートミール、切り干し大根、ほうれん草、パセリ、きくらげ、干ししいたけ

上の表にリストアップされている食材を摂取することで、肌を内側から労わることができます。料理をする際は、これらの食材を積極的に摂り入れてみてください。

5.通年で紫外線対策を行う

肌のターンオーバーの乱れは、紫外線が原因になることもあります。

紫外線を浴びて肌が日焼けすると、肌はそのダメージを早く回復させようとターンオーバーのスピードを速めます。これによってターンオーバーの周期が乱れ、鮫肌が引き起こされてしまうのです。

ターンオーバーの周期を守るためにも、通年で紫外線対策を行いましょう。紫外線は夏だけでなく、一年中降り注いでいます。そのため、常に日焼け止めを塗ったり、UV効果のあるファンデーションを使ったりすることが大切です。特に日射しが強い時は、日傘や帽子、アームカバーなども活用しましょう。

うっかり日焼けをしてしまった後は、患部をよく冷やしてください。患部の熱を下げた後は徹底的に保湿を行い、肌を優しく労わりましょう。

【鮫肌を治す】治療に使われる医療用のクリーム5選

「肌の保湿や紫外線対策を徹底しても、なかなか鮫肌がよくならない」とお悩みの方も多いでしょう。やはり自分で行うケアにはどうしても限界がありますよね。

鮫肌を治すには、皮膚科などで処方されている医療用のクリームが有効です。尿素やサリチル酸ワセリン、トレチノインなどには、角質を柔らかくして除去する効果があります。角質によるザラつきが改善されて、皮膚の表面が滑らかになります。また乾燥による皮膚のゴワつきを改善するうえでは、ヘパリン類似物質などの強力な保湿剤も有効です。

以下は、鮫肌や毛孔性苔癬の治療に処方されている医薬品です。それぞれ効果の強さや肌への優しさが異なるため、症状や肌質に応じて使い分けられます。

薬品名 効果の強さ 肌への優しさ ポイント
①尿素配合クリーム 古い角質除去&肌の水分量向上の働きがある
②サリチル酸ワセリン 病院処方のみ!古い角質を除去する保湿剤
③トレチノイン配合クリーム 即効性No.1!角質をピーリングして肌を滑らかにする
④アゼライン酸配合クリーム 低刺激性と強効果が両立された医薬品
⑤ヘパリン類似物質配合クリーム 角質の保水力を向上させて潤いをキープ

①尿素配合クリーム

特徴をピックアップ
  • 効能:ピーリング作用、角質の水分保持力を高める
  • メリット:肌に優しい、ドラッグストアで市販薬が買える
  • デメリット:効き目が穏やかで即効性に劣る

尿素配合クリームには、角質を溶かして柔らかくする効果があります。これにより、尿素配合クリームを塗布するとザラザラだった肌が滑らかになり、鮫肌の状態が改善されます。
また尿素は水分を保持する効果に優れた天然保湿因子でもあります。角質層の内部に水分の膜を作ることで、乾燥しにくい肌を作ります。

鮫肌や毛孔性苔癬の治療に第一選択されることも多い尿素配合クリームですが、効き目は穏やかです。症状が重い人では、改善が見られない可能性もあります。

尿素配合クリームは、ドラッグストアなどで市販されています。鮫肌の改善には、なるべく高濃度の商品を選ぶようにしましょう。おすすめは、20%濃度である「ケラチナミン・コーワ20%」や「ユーリラックスUb」などの商品です。

②サリチル酸ワセリン

特徴をピックアップ
  • 効能:ピーリング作用、肌表面を保護して水分の蒸発を防ぐ
  • メリット:肌に優しい
  • デメリット:効き目が穏やかで即効性に劣る

サリチル酸ワセリンは、抗真菌作用を持つクリームです。乾癬や白癬などの治療に用いられますが、角化性の皮膚疾患、つまり鮫肌にも効果が期待できます。

サリチル酸ワセリンには抗真菌作用の他に、角質を柔らかくしたり溶かしたりする作用があります。硬くなってしまった皮膚に塗布することで角質がふやけ、鮫肌の改善が促されます。
効き目は尿素配合クリームと同様に穏やかです。

サリチル酸ワセリンには市販薬がありません。購入には、医療機関を受診して処方してもらうことが必要です。

③トレチノイン配合クリーム

特徴をピックアップ
  • 効能:ピーリング作用、皮脂の分泌抑制
  • メリット:効き目が強力で高い即効性が期待できる
  • デメリット:皮むけや刺激感などの副作用が生じやすい

トレチノインは、強力なピーリング作用を持つビタミンA誘導体です。表皮の細胞分裂を活性化することで、古い角質をどんどん追い出していきます。皮脂の分泌を抑制する働きもあるため、角栓の予防にも役立ちます。肌を滑らかにする効果がもっとも強いのは、トレチノインです。

強力な効果が期待できる反面、肌への刺激が比較的強いのがトレチノインのデメリットです。塗布部に皮剥けや赤みなどの副作用が生じることもあります。トレチノインは多少の刺激感を我慢してでも、とにかく早く鮫肌を治したいという方におすすめです。

基本的に医療機関でしか取り扱われていないトレチノインですが、海外製品であれば通販で購入できます。トレチノイン配合のおすすめ商品として「Aレットジェル」が挙げられます。成分濃度を3段階から選ぶことができ、初心者の方でも使いやすい低濃度(0.025%)も購入できます。

④アゼライン酸配合クリーム

特徴をピックアップ
  • 効能:ピーリング作用、皮脂の分泌抑制、美白作用
  • メリット:強力な効き目と肌への優しさを両立している
  • デメリット:尿素などに比べると、やや刺激感が出やすい

アゼライン酸は、穀類や酵母に含まれている天然物由来の酸です。皮脂の分泌を抑える働きや美白作用、抗菌作用などがあり、主にニキビやニキビ跡の改善に使われています。

アゼライン酸は、角質を「剥がす」というよりも「薄くする」働きがある薬です。角質の増殖を抑えることで、角質層が分厚くなるのを防ぐことができます。角質層の厚さが正常に保たれることで、肌をザラつかせる毛穴詰まりが起こらなくなります。

毛穴詰まりの解消に優れた効果を示すアゼライン酸ですが、肌に優しいというメリットもあります。アゼライン酸は、穏やかな作用を持つため、肌への刺激が少ないです。トレチノインと比べると即効性には劣りますが、効き目の強さと低刺激性が両立された薬といえます。

アゼライン酸も医療機関で処方される薬ですが、通販で買える海外製品があります。おすすめは「アジダームクリーム」です。先発薬であるスキノレンクリームのジェネリックであり、コストパフォーマンスに優れています。

⑤ヘパリン類似物質配合クリーム

特徴をピックアップ
  • 効能:角質層の水分保持力を高める、血行を促進する
  • メリット:角質層の乾燥を防ぐ効果はもっとも高い、市販薬が買える
  • デメリット:ピーリング作用がないので比較的効果が弱い

ヘパリン類似物質は、主に乾燥肌の治療に用いられている成分です。保湿や血行促進、抗炎症作用などの働きを持ちます。

ヘパリン類似物質は優れた保湿効果を持っているため、鮫肌の改善に効果的です。セラミドやコラーゲンなどの保湿成分は、表皮の角質層までしか届きません。しかし、ヘパリン類似物質なら一番奥の基底層にまで届きます。弱った皮膚の細胞を修復し、肌の乾燥を内部から改善してくれるのです。

角質層の保水力を高める効果に優れたヘパリン類似物質ですが、ピーリング効果はありません。肌を滑らかにする効果の即効性では他の薬に劣ります。乾燥肌を原因に鮫肌が生じている場合には、効果てきめんです。

ヘパリン類似物質には市販薬もありますが、海外通販を利用すれば、日本にない高濃度の製品も購入できます。「ヒルドイドフォルテクリーム」は、ヘパリン類似物質を1.5倍の濃度で含有した製品です。より強力な保水効果が期待できるため、市販薬では満足な効果が得られなかった方にもおすすめです。

正しいケアで鮫肌を改善しよう

鮫肌とは、肌が乾燥してザラザラ、ブツブツした手触りになっている状態を指します。原因は肌のターンオーバーの乱れであると考えられています。

鮫肌は、正しいケアを行うことで状態が改善する場合があります。丁寧な洗顔や入浴後の保湿、通年での紫外線対策などを心がけましょう。

スキンケアだけでは症状が改善しない場合は、医療用のクリームを使った治療がおすすめです。トレチノインやアゼライン酸、ヘパリン類似物質などが配合されているクリームは、鮫肌の治療を目的に処方されています。通販でも購入できるので、自宅でセルフケアを行うことも可能です。

また病院で処方されている薬のほか、鮫肌の改善が期待できる薬として「プラセントレックスジェル」が挙げられます。プラセントレックスジェルは、人間の胎盤から抽出されたヒトプラセンタを配合しているジェルです。肌にハリや潤いをもたらす効果に優れており、乾燥による肌のゴワつきやザラつきを抑えることができます。

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