日焼けした後に黒くならない方法3選-黒ずんだ肌の治し方も紹介!
- 公開日
- 2022年08月19日
- 更新日

夏は海やプールなどのレジャーを楽しめる季節ですが、同時に強い紫外線に悩まされる季節でもあります。どんなに対策をしても、気が付いたら日焼けしているなんてこともありますよね。そんな時、正しいアフターケアを行うことで肌が黒くなるのを防ぐことができます。
今回は、日焼けした後に肌が黒くならない方法について詳しく解説します。併せて、日焼け後の肌のケア方法や日焼け後にやってはいけないことについてもチェックしていきましょう。
また日焼け後のケアにおすすめの5つの美白有効成分も紹介しています。日焼け肌を早く治したい方、紫外線によるシミを防ぎたい方は是非参考にしてください。
黒くなるのを防ぐ!日焼け後すぐに行うアフターケア3選
肌の白さを保つためには、日焼けした後にすぐアフターケアを行うことが大切です。アフターケアを行うかどうかによって、肌の色や状態は大きく変化します。肌が黒くなるのを防ぐためにも、日焼け後すぐに正しいアフターケアに取り組んでいきましょう。
①患部をしっかりと冷やす

日焼け後に肌が黒くなるのを防ぐためには、患部をしっかり冷やすことが重要です。日焼けは、紫外線によって皮膚が炎症を起こしている状態です。軽いやけどを負っている状態ともいえます。やけどをしたら患部を冷やすのと同じように、日焼けをした時も同じ方法で対処しましょう。
冷やす方法としては、流水や氷水、濡れタオルや保冷剤を使用してください。氷や保冷剤を使用する場合は、念のためタオルで包みましょう。濡れタオルを使用する際は、皮膚をゴシゴシと強く擦らないように注意してください。日焼けした肌は刺激に弱いため、強い摩擦を加えると肌が弱ってしまいます。なるべく時間をかけないよう、摩擦レスを心がけて肌を冷やしてください。
②ほてりが治まったら保湿する

患部を冷やし、肌のほてりが治まったら、今度は保湿を行いましょう。日焼けした肌は、角質層から水分が失われた状態です。ひどく乾燥し、脱水状態に陥っています。そのため、化粧水やシートマスクを用いて徹底的に保湿を行う必要があります。
保湿に使用する化粧水やシートマスクは、なるべく刺激が少なく、保湿力の高いものを選ぶようにしましょう。日焼けした肌は非常に敏感になっており、刺激の強いケア用品を使用すると肌荒れを起こすことがあります。化粧水は、肌全体にうるおいを行き渡らせるために適量を守って使用してください。肌を強く叩くようにつけるのではなく、手のひら全体で丁寧に優しくなじませていきましょう。
③多めの水分補給を心がける

日焼け後のアフターケアとして、多めの水分補給も重要です。いくら外側から保湿を行っても体内の水分が足りていない状態では、肌の乾燥が改善されません。また水分をとることで、身体の内側から体温を下げることもできます。
水分補給には、弱アルカリ性の水がおすすめです。弱アルカリ性の水は身体への吸収率が高いため、効率よく水分補給を行うことができます。弱アルカリ性とは、pH値が8.0~11.0のものを指します。ミネラルウォーターではラベルに書かれているので、購入する際に確認してみましょう。

上記の画像はキリンから販売されている「アルカリイオンの水」のラベルです。弱アルカリ性にあたるph8.8〜9.4を示しています。
すでに黒くなってしまった日焼け肌の治し方4選
日焼け後にうっかりアフターケアを忘れてしまった、アフターケアを行っても黒くなってしまったということもありますよね。そんな時でも諦めてはいけません。適切な対処法を取ることで、黒くなった日焼け肌を元の白い肌に戻すことができます。
ここからは、日焼けして黒くなった肌の治し方について紹介します。
①紫外線対策を徹底する

一度日焼けをしても、紫外線対策を怠ればさらに日焼けしてしまいます。日焼けをして肌が黒くなってしまった場合は、それ以上の日焼けを防ぐためにも紫外線対策を徹底しましょう。
一般的な紫外線対策として、日焼け止めクリームを塗る、日傘や帽子などを活用するといった方法が挙げられます。アームカバーをして腕全体を覆ったり、UVカットの衣類を着用したりするのも一つの手です。また、日焼け止め効果のある基礎化粧品やファンデーションの使用もおすすめです。
日焼け止めは、服の摩擦で擦れたり、汗で流れたりするため、2~3時間おきに塗り直すとよいでしょう。また、10時から14時までの間は特に紫外線が強い時間帯です。その時間帯の外出はできるだけ避けたり、日陰を選んで歩いたりするようにしましょう。
②抗酸化作用のある栄養を摂取する
紫外線は日焼けの原因であるメラニン色素の生成を促すだけでなく、細胞内で活性酸素を発生させる働きがあります。この活性酸素により肌細胞が酸化し、肌荒れが起きたり、シミ・シワが発生したりするのです。
肌細胞の酸化を防ぐためには、抗酸化作用のある栄養素を摂取することが大切です。日焼け止めなどで肌表面をカバーしつつ、食事で身体の内側からもケアを行っていきましょう。
栄養 | 多く含まれる食べ物・飲み物 |
---|---|
ビタミンC | 赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、キウイフルーツ、イチゴ、レモン果汁など |
ビタミンE | アーモンド、ヘーゼルナッツ、落花生、ツナ缶、豆乳、かぼちゃなど |
ビタミンA | レバー、うなぎ、卵黄、ほうれん草、モロヘイヤ、ニンジンなど |
リコピン | トマト、ニンジン、スイカ、柿、パパイヤ、マンゴーなど |
ポリフェノール | 赤ワイン、ココア、チョコレート、ブルーベリー、ぶどう、玉ねぎなど |
上の表にある食べ物・飲み物には、抗酸化作用を持つ栄養素が含まれています。ぜひ日々の食生活に取り入れてみてください。毎日の摂取が難しい、という場合にはサプリメントを活用するのもおすすめです。
③睡眠を十分に取る

黒くなった肌を元に戻すためには、十分な睡眠も必要です。日焼けした肌の中ではメラニン色素が作られています。肌の黒さの原因であるメラニン色素は、ターンオーバーによって古い角質とともに排出されます。しかし、睡眠不足に陥るとターンオーバーのサイクルが崩れ、メラニン色素がいつまでも肌の表面に留まってしまいます。
ターンオーバーを正常化させるためには、十分な睡眠をとることが大切です。質のよい睡眠を7時間程度とることで、成長ホルモンが分泌され、ターンオーバーが正常化します。メラニン色素を早く排出させるためにも、寝不足に注意し、十分な睡眠時間を確保してください。
④毎日のスキンケアに美白有効成分を取り入れる
日焼けしてしまった肌には、美白有効成分が含まれている基礎化粧品でスキンケアを行いましょう。美白有効成分とは、メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ効果があると認められ、厚生労働省によって承認された成分です。 メラニン色素の産出を抑制することで、シミやそばかすなどの肌トラブルを予防する効果が期待できます。
紫外線によるさらなるダメージを防ぎ、シミやくすみの発生を抑える効果が期待できます。美白有効成分は、すでに生成されたメラニン色素に対して、直接的に働きかける効果は低いと考えられています。メラニンが生成されやすい状態を防ぎ、未来の肌トラブルを予防する効果を期待しましょう。
日焼け肌のケアにおすすめ!5つの美白有効成分をピックアップ

厚生労働省の認可を受けている美白有効成分は、高い美白効果を持ちます。日焼けした肌に対して期待できる効果として、大まかに以下の3つが挙げられます。
- シミの発生を予防する
- 肌の黒ずみの元となるメラニン色素の生成を抑制する働き。日焼けだけでなく、紫外線によるシミやくすみの発生を予防する効果が期待できる。
- 肌の黒ずみを薄くする
- メラニンの色を濃くする「酸化反応」を抑える働き(還元作用)。すでにあるシミや黒ずみを薄くして、目立たなくする効果が期待できる。
- 肌の生まれ変わりを早める
- 肌の代謝活動であるターンオーバーを整える働き。古い角質と共にメラニン色素が排出されることで、綺麗な肌への生まれ変わりが促進される。
ここからは、美白有効成分の中から特にポピュラーで効果の高い5つの成分について紹介します。どの成分にどの働きが期待できるのか?ということも合わせてチェックしてみてください。
成分名 | シミの発生を予防する | 肌の黒ずみを薄くする | 肌の生まれ変わりを早める |
---|---|---|---|
①ビタミンC誘導体 | ◎ | ◎ | ◎ |
②プラセンタエキス | ◎ | - | ◎ |
③トラネキサム酸 | ◎ | - | - |
④ハイドロキノン | ◎ | ◎ | - |
⑤アルブチン | ◎ | - | - |
①ビタミンC誘導体

- シミの発生を予防する
- 肌の黒ずみを薄くする
- 肌の生まれ変わりを早める
ビタミンC誘導体とは、壊れやすいビタミンCを、肌の奥深くにまで届くように改良した成分です。角質層への浸透力に優れており、化粧水などに配合されることが多いです。美白有効成分の中で最も有名な成分でもあります。
ビタミンC誘導体には、メラニンの生成抑制・メラニン還元作用・ターンオーバー促進といった3つの働きが期待できます。シミの発生を予防しつつ、黒ずんだ肌の回復を早めます。
また保湿成分であるセラミドの生成を促すことから、紫外線によるダメージを補修するうえでも効果的です。
ビタミンC誘導体が含まれる基礎化粧品を使いつつ、ビタミンCが配合されたサプリメントを服用するのもおすすめです。アラマキというサプリメントはビタミンCを豊富に含んでおり、1日に1錠から2錠ほど飲むだけで抗酸化作用が期待できます。丁寧なスキンケアと併せてこちらを服用することで、シミやくすみの発生を防ぐことが可能です。
②プラセンタエキス

- シミの発生を予防する
- 肌の生まれ変わりを早める
プラセンタとは、胎児の成長に不可欠である胎盤のことです。プラセンタエキスは、プラセンタを酵素分解などの手法で分解することによって抽出される液体やペースト状のものを指します。
プラセンタエキスには、メラニンの生成を抑える働きと、皮膚のターンオーバーを促す働きがあります。シミの予防と日焼け肌の回復に効果的です。
また肌の健康を維持するビタミンやアミノ酸が豊富に含まれているため、肌荒れを改善する効果も期待できます。
おすすめのプラセンタ製剤として、プラセントレックスジェルが挙げられます。プラセントレックスジェルの特徴は、人間の胎盤から抽出されたエキス(ヒトプラセンタ)を配合した医薬品である点です。馬や豚の胎盤を使っている市販の化粧品に比べると、より高い親和性で肌に馴染みます。
③トラネキサム酸

- シミの発生を予防する
トラネキサム酸は、アミノ酸の一種です。炎症を引き起こすプラスミンという酵素を抑制する抗プラスミン作用を持っています。抗炎症薬や歯磨き粉など幅広い商品に使用されています。
トラネキサム酸には、メラニン色素の生成を抑えてシミやそばかすを予防する効果があります。また、通常のスキンケア用品だと改善が見込めない肝斑(かんぱん)も、トラネキサム酸なら改善に導くことができます。
肝斑を重点的に治したいという方には、トラネキサム酸が配合されたパウゼという飲み薬がおすすめです。パウゼは肝斑患者の約90%に効果があった治療薬で、肌に刺激を与えることなく肝斑を改善します。
④ハイドロキノン

- シミの発生を予防する
- 肌の黒ずみを薄くする
ハイドロキノンは、他の美白成分の10倍から100倍もの高い美白効果を持っているとされています。
ハイドロキノンには、メラニン色素を薄くする働きと、メラニン色素の生成を抑制する働きがあります。これにより美白効果を得ることができますが、反面、副作用が強いというデメリットもあります。ハイドロキノンを使用する際は、事前にパッチテストを行い、肌荒れなどが起こらないか確認するとよいでしょう。
ハイドロキノンは、ピーリング作用のあるトレチノインとの併用で効果が高まります。トレチノインの働きで角質層が薄くなることで、ハイドロキノンの美白作用が、より皮膚の深部にまで届くためです。
ハイドロキノンとトレチノインが1つになったオールインワンの薬として「メラケアフォルテクリーム」が通販で人気です。
⑤アルブチン

- シミの発生を予防する
アルブチンは、多くの美白化粧品に配合されている成分です。コケモモやラフランスなどの植物が原料で、刺激が少なく安定性があるという魅力があります。
アルブチンには、メラニン色素の生成に関わるチロシナーゼという物質の働きを抑制する作用があります。そのため、シミやそばかすの予防に効果的です。
アルブチンは、別名ハイドロキノン誘導体とも呼ばれています。ハイドロキノンより美白効果は弱いものの、低刺激で扱いやすい成分です。
日焼けした後にやってはいけないこと3選
日焼けした後に、黒い肌を早く治したいからといって荒療治することはNGです。日焼け後の肌は刺激に敏感になっているため、きちんと正しい方法でケアする必要があります。
ここからは、日焼けした後にやってはいけない3つのことについて紹介します。
①日焼けした皮を剥く

日焼けをして数日経つと、焼けた部分の皮がめくれあがってきます。ついつい皮を剥きたくなってしまいますが、絶対に無理に剥いたりしないでください。めくれあがった皮の下にある皮膚は、非常に刺激に弱い状態です。そんな皮膚を外気にさらすと、紫外線などの影響により、さらなる日焼けやシミ・シワの原因になります。皮が自然に剥けてきたら保湿を行うなどして、やさしく肌を労わりましょう。
②熱いシャワーやお風呂
日焼けをした後は、熱いシャワーを浴びたりお風呂に入ったりすることはできるだけ避けてください。日焼けした肌に熱いお湯が触れると、皮膚から皮脂や水分が失われ、肌の乾燥が加速してしまいます。日焼けはやけどのようなものなので、熱いお湯を当てるとさらに炎症や腫れが悪化します。日焼け後はなるべく温めのシャワーだけにして、お風呂から上がったら肌を冷やすよう心がけてください。
③刺激の強い化粧品を使ったケア

日焼け後は、なるべく刺激の少ない化粧品を使いましょう。エタノールや石油系合成界面活性剤、合成香料が含まれている化粧品は刺激が強くなっています。これらの化粧品を使うと、日焼けでダメージを受けている肌の炎症や乾燥が悪化してしまう恐れがあります。日焼け後は低刺激の化粧品を使うよう心がけ、適度に保湿なども行いながら肌をケアしていきましょう。
日焼け後の正しいケアで白く美しい肌に

日焼け後は、患部をよく冷やし保湿するといった正しいアフターケアを行いましょう。多めに水分補給をして身体の内側から冷やすことも大切です。
すでに黒くなってしまった肌には、抗酸化作用を持つ栄養素の摂取や、美白有効成分が配合された化粧品でのケアが有効です。美白化粧品を選ぶ際は、ビタミンC誘導体やプラセンタエキス、トラネキサム酸などが配合されているものにしましょう。
日焼け後はなるべく肌を労わってください。熱いお風呂に入ったり、刺激の強い化粧品を使ったりするのはNGです。正しいアフターケアや対処法を心がけ、適切な日焼け対策を行っていきましょう。

PABAは別名「飲む日焼け止め」とも呼ばれるサプリメント
主成分パラアミノ安息香酸が、紫外線の有害作用をブロック!
1日1カプセルの服用でOK!手軽に日焼け対策!
また日焼けによって出来てしまったシミの解消には、医薬品を用いたケアが必要です。当サイトでは、通販で買える医薬品のシミ消しクリームを紹介しています。シミやそばかす、肝斑などの悩みがある方は、是非参考にしてください。