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ゾビラックスの副作用「下痢、眠気、頭痛」について

ゾビラックスの主な副作用

ゾビラックスは副作用が少ない安全性の高い薬ですが、以下の症状に注意してください。

主な副作用
頭痛、嘔気、眠気、下痢、腹痛、胃痛、肝機能検査値の上昇など。

これら副作用の発現率は、ゾビラックスの臨床試験および、承認後4〜6年間に収集された使用成績調査によって示されています。副作用の発現率は、単純疱疹(ヘルペス)および帯状疱疹それぞれで検証されました。

ゾビラックスの副作用発現率
治療の対象 副作用の発現率
単純疱疹 1.12%(110/9,795例)
帯状疱疹 5.91%(228/3,856例)

上記の結果から、ゾビラックスを使用した際に副作用が生じる頻度は、1〜6%程度であるといえます。
副作用として報告された症例の中には、自覚できない臨床検査値の異常も多く含まれます。副作用の種類に応じた発現頻度と、具体的な症状について以下で解説します。

下痢や胃痛、便秘などの消化器症状

ゾビラックスの副作用として、消化器系の症状が最も多く報告されています。下痢や胃痛などの消化器系に現れる副作用の発現頻度は以下の通りです。

発現率 副作用
0.1%〜5%未満 下痢、軟便、嘔気、嘔吐、腹痛、胃痛、心窩部(みぞおち)痛、胃不快感
0.1%未満 消化不良、食欲不振

消化器系に発症するゾビラックスの主な副作用は、下痢や軟便といった便の異常や、胃やみぞおちの辺りの痛み・不快感、吐き気や食欲不振といった気持ち悪さなどです。
その他、発症頻度が明確にされていない副作用として、便秘や口の渇きが報告されており、お腹にガスが貯まる場合もあります。

下痢や胃痛などの副作用が続く場合には、自己判断で胃腸薬などを使って対処する前に、医師に相談してください。
市販の胃薬の中には、ゾビラックスとの飲み合わせが悪い成分(シメチジン)が含まれている場合もあるため、要注意です。

眠気やめまいなど軽度の精神神経症状

ゾビラックスの副作用として、眠気やめまいなどの精神神経症状も報告されています。それらの発現頻度は以下の通りです。

発現率 副作用
0.1%〜5%未満 傾眠、眠気
0.1%未満 めまい、振戦、感情鈍麻

高い頻度で報告されている傾眠とは、軽度の意識障害を指します。浅く眠っている状態であり、声掛け程度の軽い刺激で意識を取り戻します。ゾビラックスの服用を開始してから日中に眠気に襲われることが多くなったり、ウトウトした状態が続くようであれば、副作用の発現が疑われます。

低頻度では、めまいや振戦、感情鈍麻などが報告されています。
振戦とは身体の一部がリズミカルに震える症状であり、感情鈍麻とは喜怒哀楽といった感情が乏しくなる症状を指します。

また後述する重大な副作用として、意識障害(昏睡)や妄想、せん妄、幻覚、錯乱、痙攣、てんかん発作、麻痺、脳症なども報告されています。

以上のことから、ゾビラックスの服用中における「自動車の運転などの危険を伴う機械の操作」に関しては、事故に至るおそれがあるといった注意喚起がされています。

頭痛や発熱、だるいなどの全身症状

ゾビラックスを服用すると、頭痛や発熱など全身性の副作用が発症する場合もあります。以下は頭痛や発熱などの発現頻度です。

発現率 副作用
0.1%〜5%未満 頭痛
0.1%未満 悪寒、発熱、全身倦怠感

頭痛や発熱、倦怠感(だるい)といったゾビラックスの副作用は、風邪をひいた際に生じる全身症状と共通します。

頭痛や発熱は、ヘルペスや帯状疱疹が重症化した場合においても生じます。疾患による症状と副作用を自身で見極めることは困難ですので、症状が辛い場合には医師に相談してください。自己判断でゾビラックスの服薬を中止してはいけません。

重大な副作用

ゾビラックスでは、重大な副作用として以下が報告されています。

重大な副作用
アナフィラキシー、アナフィラキシーショック、急性腎障害、重い血液成分の異常(血小板減少など)、重い精神神経症状、肝機能障害、重い皮膚障害、 急性膵炎、呼吸抑制など。

いずれも日本国内での臨床試験や使用成績調査では確認されておらず、発症頻度は不明とされています。
ゾビラックスの服用開始後に重大な副作用が生じた場合、治療の中止などの処置をただちに行う必要があります。疑わしい自覚症状が見られた場合には、早急に医療機関を受診してください。

蕁麻疹やかゆみなど初期症状に注意

アナフィラキシー、急性腎障害、重い血液成分の異常では、初期症状の発現に注意してください。

アナフィラキシーは、短時間で現れる全身のアレルギー症状です。失神や急激な血圧の低下といった命に関わる重い症状を引き起こすと、アナフィラキシーショックと呼ばれる状態になります。初期症状としては、全身のかゆみや蕁麻疹、冷汗、顔面蒼白、呼吸困難、首の腫れ、動悸、顔のむくみなどが挙げられます。

急性腎障害は、急激に腎臓の機能が低下する疾患です。尿からの老廃物の排泄ができなくなり、透析が必要になる場合もあります。初期症状としては、排尿量の減少やむくみ、体がだるい、尿の濁りなどが挙げられます。

血液成分の異常としては、血小板減少や汎血球減少、無顆粒球症、播種性血管内凝固症候群などが生じます。低頻度ですが、脳内出血など重い症状をきたす場合もあるので要注意です。初期症状としては、鼻血や歯茎からの出血、あおあざができる、出血が止まりにくい、口内炎などが挙げられます。

ゾビラックスを使うと副作用が出やすい人

以下に該当する方では、ゾビラックスを使用した際の副作用の発現リスクが高くなります。

  • 腎障害のある患者
  • 高齢者
  • 肝障害のある患者

腎臓の働きが低下している場合が多い高齢者や腎障害患者では、意識障害などの副作用が出やすくなります。腎臓はゾビラックスの有効成分の排泄が行われる部位です。腎機能が低下していると、薬の血中濃度が過剰に高くなる為、意識障害などの精神神経に関する副作用の発現リスクが高くなるとされています。

肝障害のある患者では、肝障害がさらに増悪するおそれがあります。ゾビラックスの臨床試験および使用成績調査において、0.1%〜5%の頻度で肝機能検査値異常(ASTやALTなどの上昇)が報告されています。健康診断などで肝機能障害の診断を受けたことがある方は要注意です。

上記に該当する患者では、用量や投与間隔の調整といった慎重な投与が必要とされています。腎障害患者や高齢者では、適切な水分補給も必要です。心当たりのある方は、ゾビラックスの服用を始める前に必ず医師に相談してください。

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