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クロトリマゾールが配合されている通販商品

クロトリマゾールの禁忌事項

下記に該当する方はクロトリマゾールを使用しないでください。

  • クロトリマゾールに対して過敏症をおこしたことがある

過去にクロトリマゾールを使用して過敏症が現れた経験がある場合は使用が禁止されています。クロトリマゾールに対する過敏症が一度でも出現したことがあると、再び使用した際にも過敏症をおこしやすいと考えられます。

クロトリマゾールの働きと効果

効能・効果(膣用剤)
カンジダに起因する膣炎および外陰膣炎
(1) 真菌の細胞膜の機能を低下させて繁殖を抑制、消失します。
効能・効果(外皮用剤)
白癬:足部白癬(汗疱状白癬、趾間白癬)、頑癬、斑状小水疱性白癬
カンジダ症:指間糜爛症、間擦疹、乳児寄生菌性紅斑、皮膚カンジダ症、爪囲炎
癜風
(1) 塗布面において真菌の細胞膜の機能を低下させます。
(2) 膣カンジダ症の治療には膣錠との併用が必要です。

一般名:クロトリマゾール

膣カンジダおよび真菌性の皮膚疾患の治療に使われる真菌症治療剤です。
病原体である真菌の増殖を抑制しつつ殺菌的に働き、各種疾患による不快な症状を治癒します。クロトリマゾールを配合した治療薬には、膣錠タイプとクリーム剤の2種類があります。

膣錠タイプのクロトリマゾールは、膣カンジダ専用の治療薬です。膣内に挿入する薬で、カンジダ菌に対してクロトリマゾールを直接届けることができます。6日間の継続的な治療で、ほぼ確実に膣カンジダ症を完治させられます

クロトリマゾールのクリーム剤は、皮膚にできたカンジダや白癬(水虫)、癜風(うろこ状のくずを伴う真菌性の皮疹)などの治療に幅広く用いられます。1日2~3回を継続的に塗布することで、かゆみや発疹などの皮膚症状を徐々に治めていきます。膣カンジダ症の治療に際しては、クロトリマゾール配合の膣錠と併用して用いられます。外陰部の痒みや腫れなどの症状を抑えるのに効果的です。

クロトリマゾールが真菌細胞膜の透過性を亢進させます。

クロトリマゾールが作用するイメージ

クロトリマゾールは、真菌の細胞膜の大部分を占める脂質二重層の機能を低下させます。脂質二重層を構成しているのはリン脂質です。クロトリマゾールはリン脂質と高い親和性を持って結合します。クロトリマゾールとリン脂質が結合することにより、脂質二重層の配列が乱れて、細胞膜の透過性が促進されます。膜の透過性が促進されることで、細胞を構成する成分が細胞の外へと漏出し、核酸などの細胞にとって致命的な成分が分解されます。

膜の透過性を促す一方、クロトリマゾールは菌体外から細胞内への必須代謝基質(アミノ酸、グルコース、リン酸塩など)の取り込みを強く阻害します。これらの働きにより招かれる細胞死によって、クロトリマゾールは真菌に対して殺菌的に作用します。

上記の働きに加えて、クロトリマゾールはエルゴステロールが生合成される過程で必要となるシトクロムP450という酵素の働きを阻害します。生合成が阻害されると真菌の細胞膜の構造と機能の維持に必須なエルゴステロールの欠乏が引き起こされるうえ、細胞膜にとって有害である中間生成物の蓄積がおきて、真菌の成長や増殖が抑えられます。

臨床成績では膣カンジダに対する88%以上の有効率が示されました。

膣カンジダに対する有効性は、クロトリマゾール配合の膣錠が日本で承認された際の臨床試験*1で実証されています。
臨床試験はおりものの異変などの症状を伴う膣炎患者と、外陰部の痒みや腫れなどの症状を伴う外陰膣炎患者を対象に行われています。

臨床試験でのクロトリマゾールの膣カンジダへの有効性のグラフ

膣炎患者533名を対象とした試験では、全体の88.6%である472名で有効性が確認されました。
外陰膣炎患者239名を対象とした試験では、全体の88.3%である211名で有効性が確認されました。
合計したクロトリマゾールの膣カンジダへの有効率は、88.5%(683/772名)です。

※1 出典:リンク先、販売名:エンペシド腟錠100mgのインタビューフォームを参照

真菌性の皮膚疾患に対する有効性は、クロトリマゾール配合のクリームが日本で承認された際の臨床試験*2で実証されています。臨床試験は適応症であるカンジダ性皮膚疾患、白癬、癜風の患者865例を対象に行われました。

真菌性の皮膚疾患を対象とした有効性
疾患 有効率 症例数
カンジダ性皮膚疾患 92.4% 355/384
白癬(水虫) 81.4% 358/440
癜風 92.7% 38/41
合計 86.8% 751/865

エンペシドの名でも知られているカーネステン膣錠、カーネステンクリームなどのカンジダ治療薬の有効成分として配合されています。

※2 出典:リンク先、販売名:エンペシドクリーム1%のインタビューフォームを参照

クロトリマゾールが配合されているカンジダ治療薬
先発薬:カーネステン膣錠(バイエル)
先発薬:カーネステンクリーム(バイエル)

クロトリマゾールの副作用

副作用
外皮用剤では局所の刺激感、皮膚炎、発赤、紅斑、熱感など、膣用剤では局所の熱感、刺激感、かゆみ、発赤、痛みなどが生じることがあります。

膣錠の副作用発現率*1
副作用の症状 発現数 発現率
熱感 5例 0.97%
刺激感 2例 0.39%
発赤 1例 0.19%
軽度鼠径部痛 1例 0.19%
軽度下腹部痛 1例 0.19%
クリーム剤の副作用発現率*2
副作用の症状 発現数 発現率
刺激感 55例 0.80%
皮膚炎 35例 0.51%
発赤・紅斑 33例 0.48%
熱感 3例 0.04%

クロトリマゾールの副作用として、膣錠では熱感や刺激感、痒みの症状、クリームでは刺激感や皮膚炎、発赤・紅斑などが報告されています。ほとんどが局所的な症状であり、経口薬に見られるような全身性の症状や重篤な副作用は確認されていません。

副作用の発生率自体も非常に低く、クロトリマゾール配合の膣錠とクリームの承認時および承認以降に行われた12,620例を対象とした調査では、わずか1.5%(195/12,620例)の患者でしか副作用が報告されていません。

使用に注意が必要な人
特にありません。
併用注意薬
特にありません。
クロトリマゾールと関連する成分
テルビナフィン
白癬菌、カンジダ菌、癜風菌などに有効な真菌症治療剤です。足や股部の水虫・たむし、皮膚カンジダ症の治療に用いられます。
イトラコナゾール
体内に留まりやすい特性がある真菌症治療剤です。主に水虫、皮膚カンジダ症、癜風の治療に使われます。外用薬ではなかなか治らない爪水虫などに有効です。
ケトコナゾール
手足、爪、股、頭皮などの様々な部位に起こる真菌症を改善する真菌症治療剤です。日本で唯一、脂漏性皮膚炎に対する適応が認められている薬です。
フルコナゾール
真菌を殺菌する作用がある治療薬です。膣カンジダの治療効果に優れており、深在性真菌症の予防にも用いられます。カンジダに起因する膣炎および外陰膣炎の症状改善に有効です。
ミコナゾール
白癬(水虫)、カンジダ、癜風など、真菌を原因とした感染症の治療に用いられる薬です。一般的に使われる外用薬のほか、経口内服薬、注射剤の有効成分として配合されています。
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