ブリリジーはダポキセチンを配合した早漏治療薬です。先発薬「プリリジー」と同程度の効果を持ちながら、1錠あたりの価格が1/7程度に抑えられています。なるべく費用を抑えて早漏を改善したい方に適した薬です。Centurion Laboratories(センチュリオンラボラトリーズ)社より製造販売されています。
ブリリジーの特徴
ブリリジーは早漏治療薬である「プリリジー」のジェネリック医薬品です。ブリリジーは有効成分にダポキセチンを配合しており、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)に分類されます。ブリリジーの有効成分の配合量は、ダポキセチン製剤でも最大の1錠60mgです。
お求めになりやすい価格のブリリジーは、早漏改善にかかる費用を抑えたい方に有用です。
ダポキセチン60mg製剤1錠あたりの参考価格
商品名 |
参考価格(1錠あたり) |
先発薬(プリリジー) |
2,300~2,500円 |
ポゼット |
320~340円 |
ブリリジー |
290~310円 |
先発薬の1錠あたりの参考価格は2,300~2,500円です。ダポキセチン配合の早漏治療薬の中で最も有名なポゼットは1錠あたり320~340円が参考価格の目安となります。ブリリジーは1錠あたり290~310円で購入可能です。
ブリリジーは、最小注文数(1シート)で比較すると最安の部類に入る薬です。先発薬の1/7程度の価格で購入できます。ただし、まとめ買いを行った際はポゼットの方が割安になる場合があります。
先発薬の臨床試験で挿入時間の延長が認められている
ブリリジーが配合するダポキセチンの早漏に対する有効性は、先発薬の臨床試験で証明されています。結果としては、ダポキセチン製剤を服用した対象者の平均的な挿入時間が3~4倍に延長しています。
ダポキセチンを服用する前の平均的な挿入時間は、0.9分(54秒)でした。ダポキセチン60mgを初回に服用した時の平均的な挿入時間は、約3倍の2.5分でした。12週継続して服用した際には、約4倍の3.8分に延長しています。
ブリリジーは先発薬と同じ有効成分を同量配合しているため、上記の臨床試験と同程度の効果が期待できます。
ブリリジーの効果
- 効能・効果
- 早漏症
- (1) 性交時の過剰な興奮を抑えて射精までの時間を延長します。
効果の目安
効きはじめ |
1時間後から |
効果のピーク |
1時間30分後から |
効果の持続時間 |
6時間 |
ブリリジーは過剰な興奮を抑えることで早漏を改善します。陰茎の感覚を麻痺させる薬ではありません。感度を落とすことなく、射精に至るまでの時間を延長可能です。ブリリジーは服用を継続することで、効果がより実感しやすくなります。初回服用で挿入時間が3倍程度、継続使用で4倍程度の延長が見込めます。
ブリリジーの効果の持続時間は、服用してから1~6時間のあいだです。効果のピークは服用から1時間30分ほどで訪れます。
有効成分ダポキセチンが射精を早める物質を抑える
ブリリジーの有効成分ダポキセチンは、セロトニントランスポーターの働きを抑えて挿入時間を延長します。セロトニントランスポーターは、セロトニンの濃度の低下に関わるタンパク質です。働きを抑えることでセロトニンの濃度を高めることができます。セロトニンには過度な興奮を抑えて射精を抑制する効果があります。セロトニンの濃度を高め、過剰な興奮を抑えるダポキセチンは早漏の改善に有用です。
ダポキセチンが配合されている通販商品と成分について
ブリリジーの飲み方・使い方(用量・用法)
下記の用量を守って、性交の1時間前に水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用量・用法
1回の用量 |
1錠
(ダポキセチンとして60mgまで) |
1日の服用回数 |
1回まで |
服用間隔 |
必ず24時間空けること |
服用のタイミング |
性交の1時間前 |
ブリリジーは性交の1時間前に1錠を服用してください。服用間隔は最低でも24時間以上設けてください。
ブリリジーは食事の影響をほとんど受けません。食前・食後に関係なく服用できます。ただし、ブリリジーを服用する前後のアルコールの摂取は極力避けましょう。
- ブリリジーの保管方法
- 光、温度、湿度などにより、効果が損なわれる場合があります。以下を守って保管してください。
- (1) 高温多湿を避けて、直射日光があたらないところで保管してください。
- (2) 日中に長時間にわたって車中に置かないようにしてください。
- (3) お子様の手が届かないところで保管してください。
- (4) 使用期限を過ぎた場合は破棄してください。
- ブリリジーの副作用
- <主な副作用>
吐き気、めまい、頭痛、口の渇き、下痢、傾眠、疲労、不眠、起立性低血圧症(立ちくらみ)、鼻づまりなど。
- 副作用は、セロトニンの増加に伴って起こります。めまい、頭痛、吐き気、下痢などが主な副作用です。
セロトニン受容体は消化管にあるため、消化器系の副作用が出やすくなります。これらの副作用は一時的なものであり、効果がなくなると副作用も自然に治まります。
- ブリリジーの注意事項
- <使用禁忌>
下記に該当する方は使用しないでください。
ダポキセチンに過敏症がある、心不全、重度の虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、心臓弁膜症、房室ブロック、洞不全症候群、躁うつ病、てんかん、起立性低血圧や失神を起こしたことがある、遺伝性ガラクトース不耐症、ラップラクターゼ欠損症またはグルコースガラクトース吸収不良症、未成年、高齢者(65歳以上)
- <使用注意>
下記に該当する方は使用前に医師に相談してください。
腎障害、眼圧が高い、出血や血液凝固を起こしたことがある
- <併用禁忌薬>
下記の薬品を服用中の方は使用前に医師に相談してください。
抗真菌薬(ケトコナゾール、イトラコナゾールなど)、抗HIV薬(リトナビル、サキナビル、ネルフィナビル、アタザナビルなど)、抗生物質(テリスロマイシンなど)、抗うつ薬(MAO阻害薬、3環系抗うつ薬など)、抗精神病薬(チオリダジンなど)、SSRI、SNRI、セロトニン作動性をもつ成分(Lトリプトファン、トリプタン、トラマドール、リネゾリド、リチウム、セイヨウオトギリソウなど)