アボダート

アボダートの概要

前立腺肥大症治療薬アボルブの海外版でありAGA治療にも効果的

デュタステリド製剤の先発薬で日本における製品名はアボルブ

DHTに起因する前立腺肥大症およびAGA（男性型脱毛症）を治療

臨床試験ではフィナステリドの1.6倍という増毛効果を実証

アボダートの適応症

• 男性型脱毛症（AGA）
• 前立腺肥大症

アボダートの成分

• デュタステリド

アボダートは、有効成分デュタステリドが配合されている男性型脱毛症の治療薬です。日本では前立腺肥大症の治療薬アボルブの名前で知られていますが、薄毛を改善する効果もあるためAGAの治療薬としても利用されています。Glaxo Smith Kline（グラクソスミスクライン）社より製造販売されています。

アボダートのご購入について

アボダートの特徴

アボダートは、前立腺肥大症およびAGAの治療に用いられるデュタステリドの先発薬です。日本ではアボルブという名前で販売され、アボダートは米国FDAで認可された名称です。アボダートおよびアボルブは、5αリダクターゼ阻害薬のデュタステリドを0.5mg含んでおり、製造国と名称が異なるだけで、同一の製品です。

アボダートの主成分であるデュタステリドは、DHT（ジヒドロテストステロン）と呼ばれる男性ホルモンを抑制します。DHTは前立腺を肥大させるホルモンであるため、これを抑えることで前立腺肥大を改善します。さらに、DHTの増加に伴うAGA（男性型脱毛症）にも有効です。

AGA治療のコストはザガーロの半額以下

アボダートが選ばれる理由は、AGA治療薬のザガーロと同じ効果を安価に得られるためです。日本国内の医療機関では、同じ量のデュタステリドを含む先発薬として、ザガーロ（グラクソ・スミスクライン）が処方されています。アボダートとザガーロは使用用途が異なるだけで、有効成分は同じです。そのため、AGA治療に対する効果も同様です。さらに、当サイトで取り扱うアボダートは、ザガーロの国内処方価格の半額以下で提供されています。

国内の主要なAGAクリニックにおける、ザガーロの処方価格は以下のとおりです。AGA治療は自由診療のため、薬代は保険が適用されず自費となります。ザガーロの処方を1か月分（30錠）受けると、費用は9,000円～1万円ほどかかります。

当サイトで取り扱うアボダートは、同じく1か月（30錠）分で4,980円、6か月（180錠）分をまとめて買うと、30錠あたりおよそ4,034円まで割り引きされます。AGA治療は最低でも6か月から、場合によっては年単位にわたって、継続的に薬を服用します。主要なAGAクリニックでザガーロの処方を受けると、年間で約12万円の費用がかかります。当サイトのアボダートを利用すれば、費用は年間でも約48,000円（6か月分を2回）とだいぶ割安になります。アボダートを活用することで、長期使用の治療費を半額以下に抑えることができます。

臨床試験による前立腺肥大症の治療効果

アボダートの前立腺肥大症に対する効果は、日本国内で行われたアボルブの臨床試験で証明されました（17.1.2　国内第III相試験, 医療用医薬品:アボルブ, 添付文書情報, [リンク]）。この試験は前立腺体積が30mL以上の患者を対象に行われ、二重盲検比較試験の形式を採用しました。

試験ではアボダートと同量のデュタステリド0.5mgを1日1回、1年間投与しました。効果判定の基準として、前立腺面積および最大尿流量の変化が測定されました。

いずれもプラセボの約3倍の改善効果を示し、前立腺の縮小および排尿困難の症状改善が実証されました。

アボダートの有効成分デュタステリドに期待される薄毛治療効果

アボダートの有効成分デュタステリドは、従来のAGA治療薬・フィナステリド（プロペシア）よりも強力な効果があります。

日本国内で行われたザガーロの臨床試験では、20～50歳のAGA患者を対象に、プラセボおよびフィナステリドと比較する二重盲検比較試験が行われました（17.1.1　国際共同第II／III相二重盲検比較試験, 医療用医薬品:ザガーロ, 添付文書情報, [リンク]）。

試験ではデュタステリド0.5mg、フィナステリド1mg、プラセボをそれぞれ24週間投与しました。判定基準として、頭頂部の直径2.54cm円（500円玉ぐらいの大きさ）内の平均毛髪数を算出しました。

デュタステリド0.5mgはフィナステリド1mgよりも高い増毛効果（1.6倍の増毛量）を示しました。デュタステリド0.5mgを含むアボダートにも同等の効果が期待できます。

アボダートの効果

効能・効果

前立腺肥大症

(1) 肥大した前立腺を縮小します。
(2) 男性における男性型脱毛症にも有効です。他の脱毛症を改善する効果はありません。

アボダートは前立腺肥大の原因となるホルモン（DHT）を抑え込み、前立腺を縮小させます。前立腺肥大による頻尿、排尿困難、尿がでにくい、残尿感といった症状を改善します。

副次効果として、DHTを原因とする男性型脱毛症（AGA）にも効果があります。薄毛や抜け毛を予防し、AGAを「改善」する効果が得られます。

アボダートの治療効果は服用から6ヶ月ほどで実感

アボダートの効果が実感できるまでの期間は、前立腺肥大およびAGAともに約6ヶ月です。

前立腺肥大症の場合、6ヶ月ほどで前立腺が縮小し、尿道圧迫が緩和され、排尿障害が改善されます。AGA治療では、6ヶ月ほどで新しい健康な髪が生え始めます。

どちらの治療も、アボダートのDHT抑制効果は長期使用によって最大限に発揮されます。効果が出るまで最低でも6ヶ月間は服用を続けてください。効果が現れた後も、改善を維持するためには継続的な服用が必要です。

アボダートの効果について

デュタステリドが1型および2型の5αリダクターゼ酵素をブロック

アボダートの主成分であるデュタステリドは、5αリダクターゼ酵素（1型および2型）の働きを抑制します。類似薬のフィナステリドは1型に効果がありませんが、デュタステリドは両方に作用します。

5αリダクターゼは、男性ホルモンのテストステロンをDHTに変換します。DHTは前立腺を肥大させ、尿道を圧迫して排尿障害を引き起こします。また、毛根に対しては髪の成長を止める信号を出し、髪を細く弱くし、寿命を縮めます。

デュタステリドは、1型および2型の5αリダクターゼを抑えることで、フィナステリドよりも強力にDHTの生成を抑制します。これにより、前立腺や毛根のDHTが減少し、各疾患の症状が改善します。

デュタステリドが配合されている通販商品と成分について

アボダートの飲み方（用量・用法）

アボダートは下記の用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。

前立腺肥大症には、0.5mg（1カプセル）を1日1回服用してください。

AGA治療には、0.1mgを1日1回服用し、必要に応じて0.5mgに増量します。アボダートは最大用量の0.5mgカプセルとなりますので、使用前に医師に相談してください。

アボダートは食前、食間、食後いつ服用しても問題ありません。なるべく決まった時間に服用し、カプセルを開けたり噛んだりせず、そのまま飲んでください。

飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分だけ服用してください。ただし、次の服用時間が近い場合は1回分を飛ばし、決して1度に2回分を服用しないでください。

どちらの治療においても、効果を維持するためには継続的な服用が必要です。服用を中止すると、前立腺肥大症やAGAが再び悪化する可能性があります。6ヶ月は効果を判断するための最低服用期間です。効果を実感できれば継続し、できなければ医師に相談してください。

アボダートの飲み方について

アボダートの注意事項

基本的な注意事項

この薬には併用を注意すべき薬があります。他の薬を使用している場合や、新たに使用する場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。

この薬は皮膚を通して体内に吸収されることから、女性や小児はカプセルから漏れた薬剤に触れないでください。漏れた薬剤に触れた場合には、ただちに石鹸と水で洗ってください。

この薬は、血清前立腺特異抗原*（PSA）に影響を与えるので、前立腺癌等の検査において PSA の検査を受けるときは、この薬を飲んでいることを検査を行う医師に伝えてください。
※血清前立腺特異抗原（PSA）とは、前立腺癌のスクリーニングにおける重要な指標です。

他の医師を受診する場合や、薬局などで他の薬を購入する場合は、必ずこの薬を飲んでいることを医師または薬剤師に伝えてください。

服用期間中および最後に服用した日から6ヵ月間は、献血をしないでください。

アボダートの注意事項についての参考サイト

医療用医薬品 : アボルブ (添付文書情報) - KEGG DRUG

アボダートの相互作用

併用注意とはアボダートと飲み合わせの悪い薬です。併用すると（1）作用の減弱、（2）副作用の増強など、体に悪い影響がでるおそれがあります。注意しながら使うか、併用は避けることが望ましいでしょう。

併用禁忌とはアボダートと一緒に飲んではいけない薬です。該当する薬はありません。

併用禁忌

なし

併用注意

CYP3A4阻害作用を有する薬剤 (リトナビル等)

アボダートの相互作用についての参考サイト

医療用医薬品 : アボルブ (相互作用情報) - KEGG DRUG

Dutasteride Interactions Checker - Drugs.com

アボダートの副作用

アボダートの主な副作用は、勃起不全、リビドー（性欲）減退、乳房障害など、男性ホルモンに関連するものです。

これらは危険な副作用ではありませんが、しばしば性生活に支障をきたす場合があります。妊活を行う場合などは、男性機能低下のリスクを考えたうえで使用を検討してください。

アボダートの副作用について

発症頻度：1%以上

勃起不全

リビドー減退

乳房障害（女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感）

発症頻度：1%未満

蕁麻疹

浮動性めまい

射精障害

腹部不快感

倦怠感

発症頻度：不明

アレルギー反応、発疹、そう痒症、限局性浮腫、血管性浮腫

抑うつ気分、味覚異常

精巣痛、精巣腫脹

脱毛症（主に体毛脱落）、多毛症

下痢

血中CK増加

まれに起こる重大な副作用

重い副作用として、まれに肝機能障害や黄疸を引き起こすことがあります。以下のような症状が見られた場合は、使用を中止して医療機関で診断を受けてください。

肝機能障害（1.5％）

疲れやすい、体がだるい、力が入らない、吐き気、食欲不振

黄疸（頻度不明）

白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる、体がかゆくなる

黄疸（おうだん）

血液中で過剰に増えたビリルビン（黄色い色素）が、皮膚や粘膜に沈着した状態を指します。ビリルビンは通常、肝臓で排泄されますが、肝機能が低下すると体内に残って増加します。

アボダートの副作用についての参考サイト

医療用医薬品 : アボルブ （11.副作用） - KEGG DRUG

Avodart (Dutasteride): Side Effects - RxList

アボダートの保管方法

光、温度、湿度などにより、効果が損なわれる場合があります。以下を守って保管してください。

(1) 高温多湿を避けて、直射日光があたらないところで保管してください。
(2) 日中に長時間にわたって車中に置かないようにしてください。
(3) お子様の手が届かないところで保管してください。
(4) 使用期限を過ぎた場合は破棄してください。

アボダートのQ&A

• アボダートとデュタステリドの違いは？

  アボダートは海外での製品名、デュタステリドは薬品名および国産ジェネリックの製品名です。薬品名としてのデュタステリドは、アボダートの主成分ですので実質同一です。製品名としてのデュタステリド（デュタステリド錠、デュタステリドカプセル）は、日本の製薬会社が製造・販売している同成分のジェネリックです。剤型や添加物などが違いますが、効果は同等です。

• アボダートとザガーロの違いは？

  製造国と適応、成分（デュタステリド）の含有量、用量が違います。アボダートは海外製の前立腺肥大症治療薬で、ザガーロは日本製のAGA治療薬です。アボダートの含有量は0.5mgのみ、ザガーロの含有量は0.5mgと0.1mgです。アボダートの用量は1回0.5mg、ザガーロの用量は1回0.1mgで必要に応じて0.5mgに増量します。効果は同等です。

• アボダートは毎日飲むもの？

  はい、効果を得るためには毎日飲み続ける必要があります。アボダートの有効成分であるデュタステリドは、一時的に症状を緩和する対症療法薬です。そもそも5αリダクターゼやDHTは、体に本来備わっている機能です。これらは疾患ではないので、治療はできません。薬の服用を中止すると、再び活性化します。改善を望む間は、デュタステリドの継続服用が必要です。

• デュタステリドとフィナステリドの違いは？

  効き目の強さと日本での適応が違います。DHTを抑え込む効果はデュタステリドの方が優れています。フィナステリドは2型5αリダクターゼにしか作用しません。デュタステリドは1型・2型両方に有効で、2型に対する作用もフィナステリドより強くなります。日本での認可はデュタステリドが前立腺肥大症とAGA、フィナステリドはAGAのみです。

• アボダートで薄毛が改善しない原因は？

  AGAに対しては効果の有無を判断する期間を6ヶ月と定めていますが、効果が見られない場合もあります。考えられる原因としてまず第一に、効き目がまだ出ていない可能性があります。AGA治療効果は個人差があり、効き始めるのに1年以上かかる場合もあります。AGA以外の脱毛症である可能性も考えられます。DHTに関係のない脱毛症には効果がありません。

• 女性がアボダートを飲んだらどうなる？

  アボダートは女性の使用が禁忌となっているため、服用できません。デュタステリドが抑制するDHTは、胎児の性器形成にも関係しており、こちらにおいては必要不可欠なホルモンです。妊婦がデュタステリドを飲むと、お腹の赤ちゃんの発育に支障が出る恐れがあります。デュタステリドは経皮吸収されるため、カプセルの中の薬剤に女性が触れないよう注意が必要です。

• アボダートの初期脱毛とは？

  初期脱毛は、アボダートを飲み始めて数週間ほど経った頃に起こりうる脱毛です。これは有効成分のデュタステリドが、ヘアサイクル（髪の寿命）を整えている状態です。AGAはDHTによってヘアサイクルが乱れます。これを整えるにはまずリセットを行い、全体的に髪を生え変わらせる必要があります。一時的に抜け毛が大量に増えますが、通常3ヶ月ほどで治まります。

• アボダートとミノキシジルは併用できる？

  両剤の併用は可能です。アボダートが男性ホルモンを抑えるのに対し、ミノキシジルは頭皮の血管を広げます。別々の作用で互いに影響しあうことはなく、一緒に飲んでも問題ありません。アボダートは髪の成長期を延ばします。ミノキシジルは血行を促して髪の成長に必要な酸素や栄養を補います。別々に働きかけることで効果が上乗せされ、効果的にAGA治療ができます。

• アボダートは男性機能に影響する？

  服用によって、勃起機能や性欲などの男性機能に影響を及ぼす可能性があります。有効成分デュタステリドの臨床試験では、3.23％の頻度で勃起不全、1.74％の頻度で性欲減退が確認されています。他にも頻度は1％未満ですが、射精障害や睾丸の痛みといった副作用も起こりえます。服用を始めてから性生活や妊活に影響が出た場合は、医師に相談しましょう。

• デュタステリドは精液を減少させる？

  日本で行われたザガーロの臨床試験では、1.3％の頻度で精液量の減少が確認されました。精液の生成は勃起機能や性欲とともに、DHTの元であるテストステロンが関わっています。原因は分かっていませんが、デュタステリドはDHTだけでなくテストステロンの働きも抑える傾向が見られます。このため、副作用として精液の生成量が減る可能性があります。

アボダートの評価・口コミ（17件の評価）

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