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ツボクサとは?美肌や脳の健康に関する効能や副作用など紹介

公開日
2026年03月19日
更新日

ツボクサは、美容と健康の両面で注目を集める万能ハーブとして、現代の健康志向の高まりとともに広く関心を持たれています。

古くからアーユルヴェーダや中国医学で重宝されてきたこの植物は、マデカッソシドやアシアチコシドなどの有効成分を含有し、肌のバリア機能改善から認知機能のサポートまで、幅広い可能性が研究されています。

実際に、化粧品業界では「CICA(シカ)」として親しまれ、クリームや化粧水に配合されているほか、サプリメントとしても精神疲労の軽減や集中力向上のために活用されています。

このページでは、ツボクサの概要から研究報告、安全な摂取方法まで詳しく解説していきます。

ツボクサの概要

ツボクサ
ツボクサの基本情報
分類 セリ科
学名 Centella asiatica
別名 ゴツコラ
利用される部位 主に葉
原産地 アジア、アフリカ
主な成分 マデカッソシド、アシアチコシドなど
こんな方に 肌荒れが気になる女性、仕事や作業に集中したい方

ツボクサは、セリ科に属する多年草で、アジアやアフリカ、日本などの温暖な地域に広く分布しています。

インドの伝統医学アーユルヴェーダや中国医学では古くから用いられ、精神疲労の軽減や皮膚疾患のケア、創傷治癒などに利用されてきました。

近年では、そのエキスに含まれるマデカッソシドやアシアチコシドといった有効成分が、抗炎症作用や抗酸化作用、コラーゲン生成促進作用を持つことが研究で示され、美容・スキンケア分野で注目されています。

特に肌のバリア機能改善やシワ予防への働きが期待され、多様な化粧品に配合される成分となっています。

ツボクサ由来の美容成分「CICA(シカ)」

ツボクサから抽出された化粧品成分はCICA(シカ)と総称されています。CICAは、クリームや化粧水、クレンジング、洗顔料、マスクシートなど様々な化粧品に配合されています。肌のバリア機能を高める働きが期待されており、主に肌荒れや乾燥肌を防ぐために使用されています。

【美肌や脳の健康に】ツボクサの効能に関する研究報告

ツボクサは化粧品に使用されていることが多いですが、実際にはどのような働きが期待できるのでしょうか。

ツボクサに関して報告されている主な内容として、以下の項目が挙げられます。

  1. 肌の潤いやハリ、コンディション維持に関する報告
  2. 認知機能や記憶力に関する報告
  3. ストレスや気分に関する報告
  4. 睡眠に関する報告
  5. 血行に関する報告
  6. 関節の状態に関する報告

ここからは、これらの研究結果について詳しく解説していきます。

1.肌の潤いやハリ、コンディション維持に関する報告

ツボクサは、肌のコンディションを総合的にサポートする成分として、スキンケア分野で非常に高く評価されています。

コラーゲン生成を助け、ハリと弾力を保つ

ツボクサに含まれるアシアチコシドやアシアチン酸などの成分は、肌の土台を作る「線維芽細胞」を活性化し、コラーゲンやヒアルロン酸の合成をサポートすることが研究で示されています。

これにより、肌の潤いを維持し、年齢とともに失われがちなハリを保つ働きが期待されています(Wiesława Bylka et al., 2013,[リンク])。

高い「修復力」が健やかな肌の土台を作る

ツボクサがこれほどまでに支持される最大の理由は、医学的にも注目されるその「高い修復サポート力(創傷治癒効果)」にあります。

最新の研究レビューでも、ツボクサの成分が肌の再生プロセス(炎症の抑制、新しい組織の形成、血管の新生)のあらゆる段階に働きかけ、ダメージを受けた皮膚の回復を早めることが改めて確認されました(Lúcio Ricardo Leite Diniz et al., 2023,[リンク])。

この「傷を癒やすほどの強力な修復メカニズム」が、日常のスキンケアにおいては、乾燥や外部刺激による肌荒れのリカバリー、バリア機能の再構築として機能し、トラブルに負けない健やかで美しい肌づくりを支えています。

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2.認知機能や記憶力に関する報告

ツボクサは、脳の健康維持や認知機能をサポートする成分としても研究が進められています。

人間の認知機能への影響について、脳血管性認知障害の患者48名を対象にした研究があります(Kun Marisa Farhana et al., 2016,[リンク])。

この研究では、ツボクサエキス(750mgまたは1000mg)または葉酸(3mg)を6週間摂取した結果、いずれのグループでも認知機能のスコア(MoCA-Ina)にポジティブな変化が見られました。

評価で改善が見られた主な認知機能
  • 記憶:新しい情報を覚え、思い出す力
  • 注意力:視覚や聴覚に集中し続ける力
  • 実行機能:計画を立てたり問題を解決する力
  • その他(視空間能力、言語、抽象化、見当識など)

特に「記憶」の領域においては、ツボクサ群でより大きな変化が認められたと報告されており、学習や仕事に集中したい時のサポート成分として注目されています。

アルツハイマー病に関する効果を示唆する報告も

アルツハイマー病のマウスにおける動物実験では、ツボクサの摂取が異常行動の軽減に影響している可能性が示されています(Amala Soumyanath et al., 2012,[リンク])。

この研究では、アルツハイマー病の原因とされるβアミロイドの値に変化が見られなかったことから、ツボクサがβアミロイドによる細胞への影響に対し、何らかの働きかけをする可能性が考察されています。

ただし、ツボクサの神経系疾患に関する報告は、マウスを用いた動物実験がほとんどです。人間に対して同様の作用があるのか、またその際の安全性は確保されるのかなどについては、今後のさらなる研究が求められます。

3.ストレスや気分に関する報告

ツボクサは、日々のストレスケアや気分の落ち込みをサポートするハーブとしても注目を集めています。

複数の研究をまとめたレビューでは、不安障害のある患者33名を対象にした研究が紹介されています。これによると、ツボクサ抽出物500mgを1日2回、食後に2ヶ月間摂取することで、ストレスや気分に関する評価指標にポジティブな変化が見られたと報告されています(Gayathri Wijeweera et al., 2023,[リンク])。

また、ツボクサが気分状態に与える影響については、人間と動物の両方を対象とした別の研究でも可能性が示唆されています(Yogeswaran Lokanathan et al., 2016,[リンク])。

人間を対象とした研究では、抗うつ薬を服用せずにツボクサを60日間摂取した結果、気分の落ち込みに関連する指標に変化が見られたと報告されています。さらに、ラットを対象とした実験では、ツボクサがイミプラミンやジアゼパムといった薬剤と比較して、同等またはそれに近い影響を与える可能性が示されました。

これらの研究結果から、ツボクサは心理的な側面をサポートし、心のリフレッシュに役立つ可能性があると考えられています。

4.睡眠に関する報告

最近の研究では、ツボクサが睡眠に関係している可能性が示されています。

ツボクサと睡眠に関する報告については、高齢のマウスを用いた動物実験が行われています(Laura Dovek et al., 2025,[リンク])。

この研究では、高齢マウスにツボクサエキスを1日に体重1kgあたり1000mg与えたところ、雄マウスではレム睡眠時間が延長し、雌マウスでは睡眠中の覚醒回数が減少しました。

このように、ツボクサは睡眠に関わる研究が進められていますが、人への影響については今後の検証が必要とされています。

5.血行に関する報告

ツボクサには、血行の改善をサポートする働きが期待されています。

実際に、ツボクサの研究において、血流やむくみに効果があることが報告されています(M R Cesarone et al., 2001,[リンク])。

この研究では、3時間以上の長時間フライトの際に、ツボクサの抽出物(TTFCA)を摂取していたグループは、他のグループと比較して血流の悪化や足首の腫れが軽微でした。

この研究から、体がむくみやすい人や血流が気になる人にとって、ツボクサがコンディション維持に役立つ可能性が示されています。

6.関節の状態に関する報告

ツボクサに関する研究の中には、関節の状態に関する報告があります。

ラットを対象とした動物実験において、ツボクサが変形性関節症に伴う不快感や炎症反応に影響を与える可能性が確認されました(Laura Micheli et al., 2020,[リンク])。

この研究では、ツボクサから抽出したエキスを関節内に注射することで、痛覚過敏の軽減が示され、その効果は抗炎症薬のトリアムシノロンアセトニドと同等かそれ以上でした。

ただし、この研究結果はあくまでラットに対する影響を示したものです。人間に対する作用については、今後のさらなる研究が待たれます。

ツボクサの摂取方法

ツボクサの摂取方法の目安
1日の摂取量 250~750mg
1日の摂取回数 2~3回
摂取期間 6週間
摂取する形状 カプセル、タブレット、パウダー、茶葉

上記は、海外で報告されている臨床研究をもとにまとめたツボクサの摂取量の目安です。病気への適応が承認されている医薬品とは異なり、決められた基準があるわけではないため、あくまで一定の目安として参考にしてください。

経口摂取では250~750mgが一般的

ツボクサを経口摂取する場合、1日に250~750mgを2~3回に分けて摂取することが一般的になっています。

複数の研究についてまとめているレビューでは、ツボクサの用量は研究によって大きく異なっていると述べていますが、ツボクサ単独を使用した研究では、250mg〜750mgが最も標準的な用量として使用されていました(Panupong Puttarak et al., 2017,[リンク])。

しかし、製品ごとの基準や調製方法の違いにより、同じ用量でも含有される有効成分の量が大きく異なる可能性があります。そのため、ツボクサを使用する際は、なるべく同じ製品を使用し続けることが大切です。

サプリメントから茶葉まで様々な方法で摂り入れることができる

ツボクサを経口摂取する場合、その形状にはいくつかの選択肢があります。ご自身のライフスタイルや好みに合わせて選びましょう。

カプセル・タブレット

ツボクサを場所や時間を選ばずに摂取できる形状です。コンパクトで持ち運びやすく、1粒あたりの成分量が明確に決まっているため、摂取量の調整が容易です。

パウダー

粉末状のツボクサを飲み物や料理に混ぜて摂取します。飲み物や料理に溶かして摂取するため、錠剤を飲み込むのが苦手な人にも適しています。

茶葉

乾燥させたツボクサの葉を煎じて飲みます。ツボクサ茶は緑茶を薄めたような味をしており、甘みとほんのりとした苦みがあります。日本人になじみのある味で数あるハーブティーの中でも比較的飲みやすい部類です。

副作用はある?ツボクサの安全性

ツボクサを安全に使用するためには、以下の3点に注意してください。

治療中の病気や服用している薬がある方は、ツボクサを摂取する前に必ず医師や薬剤師に相談してください。

考えられる副作用(体調への影響)

ツボクサは医薬品ではなく天然のハーブ(食品・化粧品成分)であるため、厳密な意味での「副作用」はありません。

しかし、食品やハーブであっても、体質や過剰摂取によっては体に好ましくない反応(アレルギーや体調不良など)が現れることがあります。ここでは、一般的に「ツボクサの副作用」として心配されやすい健康リスクや、過去の症例報告について解説します。

報告されている健康リスクの一覧

接触皮膚炎(かぶれ)

ツボクサはアレルギー性の接触皮膚炎(かぶれ)が報告されており、事前にパッチテストを受けることが推奨されています(M A Gonzalo Garijo et al., 1996,[リンク])。

肝毒性

ツボクサを経口摂取していた3名の女性が黄疸を発症し、肝機能の悪化が確認されました。ツボクサの摂取を中止して、適切な治療を受けたことで症状は改善しました(O A Jorge et al., 2005,[リンク])。

使用を避けるべき人

ツボクサは、体質や持病によっては摂取を控えたほうがよい場合があります。使用することで体調に影響を与える可能性があるため注意が必要です。
持病がある方や健康状態に不安がある方は、ツボクサを摂取する前に医師に相談してください。

特に注意が必要な人として、以下が報告されています(Special Precautions and Warnings, GOTU KOLA, WebMD,[リンク])。

妊娠中の女性

ツボクサを妊娠中に経口摂取した場合の安全性は確認されていません。安全を第一に考えて、妊娠中はツボクサを摂取しないでください。

授乳中の女性

ツボクサを摂取中に授乳した場合の安全性は確認されていません。安全を第一に考えて、授乳中はツボクサを摂取しないでください。

肝障害のある方

ツボクサは、肝臓に悪影響を及ぼす可能性があります。すでに肝障害がある場合、悪化する可能性があるため、ツボクサの摂取は避けてください。

併用に注意が必要な薬

ツボクサは、一部の薬との飲み合わせに注意が必要です。一緒に摂取することで、薬の効果が強まったり弱まったりする可能性があります。
現在何らかの薬剤を服用している場合は、ツボクサを摂取する前に医師や薬剤師に相談してください。

特に注意が必要な薬として、以下が報告されています(Interactions, GOTU KOLA, WebMD,[リンク])。

肝毒性のある薬
  • アセトアミノフェン
  • イソニアジド
  • リトナビル
  • ハロペリドールなど

一部の解熱鎮痛剤や抗菌薬、抗真菌薬、抗がん剤、抗精神病薬などは、肝臓に悪影響を及ぼす可能性があります。これらの薬をツボクサと併用すると、肝障害のリスクが高まる可能性があります。

中枢神経抑制剤

中枢神経抑制剤は、鎮静剤、精神安定剤、睡眠導入剤などの総称です。脳の活動を抑制することで精神疾患や睡眠障害などを改善します。ツボクサと併用すると、呼吸困難や過度の眠気を引き起こす可能性があります。

ツボクサ配合の抗ストレスサプリ「メンタット」

メンタット
商品名 Mentat TABLETS 60
販売元 Himalaya Wellness
価格 1,880円
内容量 60錠
配合成分 ツボクサ、アシュワガンダ、オトメアゼナ
特徴 頭のリフレッシュに役立つ3つのハーブを配合

メンタットは、頭が疲れているときや、ストレスが溜まっていると感じるときにピッタリなサプリメントです。

ツボクサに加えて、ストレスケアに優れたアシュワガンダや、集中力の維持をサポートするオトメアゼナがバランスよくブレンドされています。

仕事や学習で頭をフル活用した後のリフレッシュや、ここぞという時の集中力維持に役立ちます。メンタル面での疲れをケアしながら、記憶力や認知機能のコンディションを整えることで、総合的な脳の健康を支えてくれる一粒です。

ツボクサは美容やリフレッシュに使える万能ハーブ

ツボクサは、セリ科に属する多年草で、古くからアーユルヴェーダや中国医学で活用されてきた伝統的なハーブです。別名「ゴツコラ」とも呼ばれ、近年ではスキンケアの分野で注目を集めています。

ツボクサに関する研究は継続的に行われており、特に認知機能改善や神経系疾患への応用について期待が高まっています。ただし、人間を対象とした大規模な臨床試験はまだ限定的であり、さらなる検証が必要な段階です。

ツボクサを利用する際は、信頼できる製品を選び、既存の治療や薬物療法がある場合は必ず医師に相談することが重要です。

適切に使用すれば、日々の健康維持や美容ケア、メンタルヘルスのサポートに役立つ有用なハーブとして活用できるでしょう。

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